「血涙(上・下)」北方 謙三

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血涙(上) (PHP文庫) 血涙(下) (PHP文庫)

【私の評価】★★★☆☆(76点)


■「楊家将」の続編です。


 前回の宋の楊家と、遼の猛将 耶律休哥の戦いに続き、
 楊家の七郎が記憶喪失となり遼軍に加わって
 楊家同士で戦うこととなります。


 軍事戦略の中に
 家族の思いを加えて
 仕立てたというものでしょうか。


■軍というものは、政治上の道具でしかないのですが、
 そこで働く人は人間なのです。


 冷徹に軍事を語りながら、
 その背景にある人間関係を重ねていくことで、
 国家と個人の関係を考えてしました。


 北方さん、よい本をありがとうございます。


━━━━━━━━━━━

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・ふるえながら、指揮をしろ。兵ひとりが斃れたら、
 指が一本落とされたと感じられるほどに、こわがっていろ。
 それで、見えてくるものがある(下p217)


・騎馬で他国を攻めるというのも、
 貧しくあり続けた国や民の、血のようなものだろう。
 奪うことでしか豊かになれないのを、
 兵ひとりひとりにいたるまで知っている。(下p76)


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5 楊家将の続編はパワーアップ!
5 美しく切ない物語
5 やっぱり北方作品は凄いです
3 評価の分かれる一冊では?

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【私の評価】★★★☆☆(76点)



■著者紹介・・・北方 謙三(きたかた けんぞう)

 1947年生まれ。作家。


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