「「よかれ」の思い込みが、会社をダメにする―飛躍的成長を実現する全体最適のマネジメント"」岸良 裕司

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「よかれ」の思い込みが、会社をダメにする―飛躍的成長を実現する全体最適のマネジメント

【私の評価】★★★★☆(85点)


■会社に入って、先輩から助言されたのは、
 「全体最適を考えろ」ということです。


 「全体最適」と言われても、
 ではどうすればいいのかしら、
 と思う方が多いのではないでしょうか。


 この本では、店舗、倉庫、生産現場を例として、
 全体最適の考えています。


■まず、店舗で考えるべきことは、
 欠品をなくすこと、
 そして在庫を減らすことです。


 これらは相反することですが、
 もし、発注から配送までの期間を短くできれば、
 短期間で補充されることになり、
 欠品を少なくすることが可能となります。


 そのためには、毎月発注よりは毎週発注、
 毎週発注よりは毎日発注にすれば良い。


・店頭の発注を1日売れた分だけ補充するようにすると、どうなるだろうか?・・・数日分の在庫があれば、十分すぎるほど(p55)


■次に、倉庫にある程度の在庫があれば、
 発注から配送までの輸送時間は数時間となり、
 欠品の時間はもっと少なくなるでしょう。


 通常の商品の生産現場では、
 限りない改善をして在庫を持たないようにしていますが、
 小売店からしてみれば、
 ある程度在庫を持ってもらったほうが
 ありがたいということです。


 このように、この本では在庫の持ち方、
 発注方法、購入方法などについて、
 全体最適の視点で教えてくれるわけです。


・生産現場では数分間、数秒、いやコンマ数秒という単位でリードタイムを短縮している一方で、市場には数か月分の在庫がある。(p62)


■この本が本当に教えたかったのは、
 こうした手法ではなく、こうした手法に至った
 全体最適の思考法なのだと思いました。


 業界によって状況は変わりますから、
 全体最適の答えは、常に微妙に変化するのです。


 そこを私たちは自分で考えなくてはならないし、
 そこに仕事の面白みがあるのかもしれません。
 非常に示唆に富んだ一冊でしたので、
 本の評価としては★4つとしました。


─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・ダイナミック・バッファマネジメント・・・毎日の売れ行きを見て、在庫の目標量が調整され、それに合わせて売れた分だけ補充する。(p68)


・「よかれ」と思って持っている安全余裕。これが落とし穴になる。(p118)


▼引用は、この本からです。

「よかれ」の思い込みが、会社をダメにする―飛躍的成長を実現する全体最適のマネジメント
岸良 裕司
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【私の評価】★★★★☆(85点)


■著者紹介・・・岸良 裕司(きしら ゆうじ)

 1959年生まれ。
 ゴールドラット・コンサルティング・ディレクター。


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