「感動は心の扉をひらく―しらくも君の運命を変えたものは?」椋 鳩十
2009/11/26公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(68点)
■椋 鳩十さんの講演会の内容を
編集した一冊です。
椋 鳩十さんの言いたいことは、
次の3点です。
■まず、人間とは非常に個性を持った
動物であるということです。
それぞれが、才能を持っていて、
得意な分野があるということです。
■そしてその人間の才能を活かすためには、
「おれにはできる」と思う心を
持たせること。
うまくいかないときにも
諦めない気持ちを持つことです。
・子供の才能にふたをする一番よい方法・・・
子供にね、「おれはだめだ」という気持ちを
しっかり植えつけるんです。(p26)
■では、どうすればそうした気持ちを
持てるかといえば、
それは「感動」です。
人は感動により心を動かし、
それからの行動を変えていくのです。
私のように本を読んで感動する人が
多いのではないでしょうか。
■だから本を読みなさいよ、
というのが椋 鳩十さんの教えです。
つまり、そういうことですので、
本の評価としては★2つとしました。
椋 鳩十さんありがとうございます。
─────────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・「ジャン・クリストフ」・・・三回読んだ。おれの運命を書いたんじゃないかと思うほど似てた、苦しみが。ところが、ただ一つ違う点があった。ジャン・クリストフはどのような苦しみの中に落ち込もうが、必ずはい上がってくる。・・・ああ、おれもああいう生き方をしたいなあと思った」(p73)
・人間というのは、何に出会い、何に感動するかということが大事だね。特に本の感動というやつは大きい。(p80)
▼引用は、この本からです。
あすなろ書房
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感動することが大事
万人向け、特に母となった人に読んでもらいたい本です。
これはすごい!!!
人を変えるものは?
【私の評価】★★☆☆☆(68点)
■著者経歴・・・椋 鳩十(むく はとじゅう)
1905年生まれ。
教師をするかたわら創作にはげみ、
1933年小説集「山窩調」を出版。
鹿児島県立図書館長時代に
「母と子の20分間読書運動」を提唱。
読んでいただきありがとうございました!
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