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「レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則」本田 直之

2007/10/03公開 更新
本のソムリエ
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レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則 (幻冬舎新書 ほ 2-1)


【私の評価】★★★★☆(80点)


要約と感想レビュー

 仕事をしていると、現実問題として、一日で2の仕事ができる人と、一日で5の仕事ができる人がいるのは確かです。確かに一日で5の仕事をする人の仕事は、ツメが甘いことがありますが、上司としては、レスポンスが早いので使いやすい部下といえるでしょう。


 この本では、効率的な一日の時間割りから、短時間で同じ成果を出すテクニックなどが、バランスよく説明されています。


 私が非常に参考になったのは、チェックリストの活用です。「セミナー」のチェックリスト、「旅行」のチェックリストなどを作っておけば、これをもとに準備することで「漏れ」が減らせるのです。これを仕事に活用すれば、技術継承にもなるし品質向上、効率向上が期待できます。


・「タスクリスト」「備忘リスト」とともに、もうひとつ、よく活用しているのが「チェックリスト」です。・・・事前に何をやるべきかチェックリストをつくり、それを見ながら仕事を進める ことにしています。(p94)


 本田さんの視点は、自分の貴重な時間を、「いかに効率的に( 成果 )と取り替えるか」だと思いました。同じ通勤時間でも、本を読む人と、ただ立っているだけの人では、天と地の差を生むのです。


 いわんやゲームを通勤時間にやるとは、プロゲーマーでなければ時間を浪費しているということなのでしょう。スキマ時間に何をするのかで、人生が変わるのかもしれません。


・通勤時間に本を読んだりレポートを書いたり・・・特急に乗ってすし詰め状態で立っているだけの30分は、何も生み出さない「消費」ですが、各停に乗り、何かをしながら過ごせる45分は、資産を生み出す「投資」です。(p173)


 そんなに効率、効率といわなくても・・・と思いつつ、本田さんの生活に、自分と共通点の多いと気づきつつ、複雑な心境で読み進みました。


 時間管理としては、すべてがバランスよく入っており、読みやすくまとまっていました。★4つとします。


この本で私が共感した名言

・重要なのは、やりたいこと・やるべきことのための時間を、あらかじめスケジュールから「天引き」してしまうことです(p37)


・記憶作業は寝る前にするのが効果的です。・・・寝る前に暗記し、翌朝起きたら、どれくらい覚えているかをチェックし、忘れていたことは、その場でもう一度記憶する。(p142)


・平日は「すること」を決めているのに対し、休日は「しないこと」を決めています。・・・休日に「しないこと」とは、「仕事」です。(p143)


▼引用は、この本からです。
レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則 (幻冬舎新書 ほ 2-1)


【私の評価】★★★★☆(80点)


目次

プロローグ あなたがいつも忙しい理由
第1章 時間も「投資」で増やす時代
第2章 成果はスケジューリングで決まる
第3章 仕組み化・パターン化の絶大な効果
第4章 「Doing More With Less」の哲学
第5章 時間密度を高める「チリツモ」技術
エピローグ 人生という時間投資



著者経歴

 本田直之(ほんだ なおゆき)・・・レバレッジコンサルティング株式会社代表取締役兼CEO。シティバンクなどの外資系企業を経て、バックスグループの経営に参画し、常務取締役としてJASDAQへの上場に導く。現在は、日米のベンチャー企業への投資事業を行うと同時に、レバレッジマネジメントのアドバイスを行う。日本ファイナンシャルアカデミー取締役、コーポレート・アドバイザーズ・アカウンティング取締役、米国Global Vision Technology社取締役を兼務。ハワイに拠点を構え、年の半分をハワイで過ごす。サンダーバード国際経営大学院経営学修士(MBA)。明治大学商学部産業経営学科卒。(社)日本ソムリエ協会認定ワインアドバイザー。世界遺産アカデミー正会員


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