「天才のヒラメキを見つけた!」日垣 隆
2007/04/01公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(67点)
要約と感想レビュー
5人の天才からお話しを聞くという一冊。まず、人選が良い。私は羽生さんと岡野さんのお話が面白かったですね。
特に岡野さんは、自分の腕でのし上がってきた人ですから、日本人らしい誇りのある技術者だと思います。そして、一流の人は、どこか似ている、共通点があるように思います。
この本で私が共感した名言
・最初に形勢判断をするんです。「この対局は長い勝負にしてはいけない」とか、逆に「対局を長引かせれば形勢が良くなるだろう」とか、「とにかく攻めたほうがいい」「守りに入ろう」などとまずは方針を立てるんですよ(羽生)(p24)
・ヨーロッパの大学では、教授は朝一番に研究室に来ます。午前中にバンバン仕事をし、夕方はわりと早くスッと帰ってしまう人が多いんですよ。(川島)(p80)
・岡野さんには実績がないので、この注文はオタクには出せないんです」と言いやがった。・・・俺は頭にカチンときて、その部長に言ってやったの。「お前は女房に実績があったから嫁にもらったのかい?」とね。(岡野)(p105)
・人のやらないことをやることだね。みんなが「海だ!」と言っていたら山に行きゃいい。(岡野)(p118)
・60歳までは何があっても「今に見てろ!」とグッとこらえるの。「今に見てろ!」がなくなったら人間おしまいだから。(岡野)(p119)
・「人は誰でも間違える」と言っているだけで、「間違いをしないようにしましょう」などとは一回も言ったことはないんですよ。失敗は誰でも犯してしまうということをまず認めた上で、人はどんなふうに考えて行動するのか確かめていく(畑村)(p214)
ワック
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【私の評価】★★☆☆☆(67点)
目次
第1話 記憶の仕方(羽生善治)
第2話 勝つ発想法(羽生善治)
第3話 頭は良くなる!(川島隆太)
第4話 俺が作ってみせる!(岡野雅行)
第5話 昨年の私と今日の私は同じなのか?(養老孟司)
第6話 養老孟司ができるまで(養老孟司)
第7話 失敗学から創造学へ(畑村洋太郎)
第8話 本当はおもしろい数学(畑村洋太郎)
著者経歴
日垣隆(ひがき たかし)・・・作家・ジャーナリスト。1958年長野県生まれ。大学卒業後、書店員、トラック配送員、TVレポーター、編集者など数々の職を経て、87年から執筆活動に入る。世界取材85ヵ国。
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