【書評】「凡人の野望―億万長者の思考法と毎日の行動」平 秀信、廣田 康之
2007/04/02公開 更新

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【私の評価】★★★★☆(86点)
要約と感想レビュー
年収を数字ではっきりと決める
平さんのマーケティング技術は露骨なので、平さんの商材にはちょっと引いてしまう私です。平さん、そして弟子である廣田さんが、実際に成果を出しているのは確かでしょう。
この本では、どうして平さんとその弟子たちが、世界の成功者から学び、実践し、効果を出してきた手法が説明されています。まず、最初にすることは売上げ、年収を数字ではっきりと決めることです。年収によってやるべきこと、「目標」が明確になるのです。
そして大切なプロセスとして、自分を見つめなおすセルフ・コーチング的なところが大切なのです。やはり、「自分自身を知る」ということは、モチベーションを支える本質的なことなのです。
たとえば、数十億円稼いでも幸せを感じられない人がいる。・・・「なぜ、生きるのか?」「なぜ、稼ぐのか?」「なぜ、自分の限界を見たいのか?」を考える時間をつくる。(p57)
行動してテストする
会社経営はロールプレイングゲームに似ているという言葉に衝撃を覚えました。つまり、仕事で試練を乗り越えていくのは、ゲームだというのです。障害があるから面白いというのです。
だから、セミナーに出席して学び、一つでもやってみたい!と思えるノウハウがあれば、途中退席して実際にやってみるのだという。本当にセミナーでの「素晴らしい」気づきが本物であるかどうか試してみたくなるからなのです。
このように、お金を稼げる人間になるための技術が、成功哲学のマインドセットとリンクしているのです。さらに、それに加えて実行するための実践テクニックがプラスされているので、成果が出るのでしょう。
お買い得どころか、とてつもない一冊です。ただ、平さんの商材(書籍)には、平さんの技術の高さにちょっと引いてしまう私がいるので、★4つとしました。
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この本で私が共感した名言
・お金のない生活は悲惨だ。・・・しかし、お金があればすべて幸せになれるかというとそうでもない。(p32)
・平と廣田は海外で知り合う人間に、必ず話しかけるようにしている。何かきっかけがあれば、すぐに話しかけて仲良くなろうとする。いってみればナンパみたいなものだ。(p130)
・「選手が自信をつけて、やればできると思ったら指導者の勝ち。自信を失ってつぶれたら指導者の負け」トレーナーはいつもそういっていた。(p178)
【私の評価】★★★★☆(86点)
目次
成功するために一番必要なこと
第1部 気づき編
第2部 学び編
億万長者の強さの秘密
著者経歴
平 秀信(ひら ひでのぶ)・・・1959年生まれ。株式会社エルハウスなど3社を経営。2000年、20年間現場監督として働いた建築会社から独立したが、独立半年後に建築会社が倒産。そのあおりを受け、建築中の物件11棟を引き受けることとなるが、努力の末全棟完成。3年間で年商10億円、6年間で年商73億円を達成。
廣田 康之(ひろた やすゆき)・・・ 1963年生まれ。株式会社廣田康之事務所代表。プロキックボクサー、とび職、バーテン、忍者アクションスタントマン、タマゴ配達など12種類の職を経験。2000年平と出会い、下請けから株式会社サティスホームを設立し、元請けとして独立。住宅団体JAHBネットにおいて次世代ハウス登録棟数2年連続2位を受賞。スタッフを育てる手腕に定評がある。
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