「凡人の野望」平 秀信、廣田 康之
2007/04/02公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(86点)
●平さんのマーケティング技術は露骨なので、
平さんの商材には
ちょっと引いてしまう私です。
平さん、そして弟子である廣田さんが、
実際に成果を出しているのは確かでしょう。
この本では、どうして平さんとその弟子たちが、
世界の成功者から学び、実践し、
効果を出してきた手法が説明されています。
・売上げ、年収を数字ではっきりと決めることによって、行きたい先、「目標」を明確にすることができる。(p54)
●まず、驚くのは
お金を稼げる人間になるための技術が、
しっかり成功哲学とリンクしています。
さらに、それに加えて実行するための
実践テクニックが
プラスされているところです。
・成功者である私たちだが、今でもセミナーに出席している。でも最後までは受けない。・・・「素晴らしい」気づきがあった時点で、一刻も早く行動したくなるのだ(p16)
●そして大切なプロセスとして、
自分を見つめなおすセルフ・コーチング的な
ところがあること。
やはり、「自分自身を知る」ということは、
モチベーションを支える
本質的なことのようです。
・たとえば、数十億円稼いでも幸せを感じられない人がいる。・・・「なぜ、生きるのか?」「なぜ、稼ぐのか?」「なぜ、自分の限界を見たいのか?」を考える時間をつくる。(p57)
●お買い得どころか、
とてつもない一冊です。
ただ、平さんの商材(書籍)には、
平さんの技術の高さにちょっと
引いてしまう私がいるので、
★4つとしました。
─────────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・会社経営はロールプレイングゲームに似ている。・・・試練を一つひとつ乗り越えていく人は、確実にゴールに近づく。障害のないゲームは面白くもないし、感動もない。(p3)
・お金のない生活は悲惨だ。・・・しかし、お金があればすべて幸せになれるかというとそうでもない。(p32)
・平と廣田は海外で知り合う人間に、必ず話しかけるようにしている。何かきっかけがあれば、すぐに話しかけて仲良くなろうとする。いってみればナンパみたいなものだ。(p130)
・「選手が自信をつけて、やればできると思ったら指導者の勝ち。自信を失ってつぶれたら指導者の負け」トレーナーはいつもそういっていた。(p178)
▼引用は、この本からです。
【私の評価】★★★★☆(86点)
■著者経歴・・平 秀信(ひら ひでのぶ)
1959年生まれ。株式会社エルハウスなど3社を経営。2000年、20年間現場監督として働いた建築会社から独立したが、独立半年後に建築会社が倒産。そのあおりを受け、建築中の物件11棟を引き受けることとなるが、努力の末全棟完成。3年間で年商10億円、6年間で年商73億円を達成。
■著者経歴・・廣田 康之(ひろた やすゆき)
1963年生まれ。株式会社廣田康之事務所代表。プロキックボクサー、とび職、バーテン、忍者アクションスタントマン、タマゴ配達など12種類の職を経験。2000年平と出会い、下請けから株式会社サティスホームを設立し、元請けとして独立。住宅団体JAHBネットにおいて次世代ハウス登録棟数2年連続2位を受賞。スタッフを育てる手腕に定評がある。
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