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「レオナルド・ダ・ヴィンチという神話」片桐頼継

2004/09/21公開 更新
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レオナルド・ダ・ヴィンチという神話 (角川選書)

【私の評価】★★☆☆☆(67点)


●レオナルド・ダ・ヴィンチといえば
 「モナ・リザ」。


 そして万能の天才というイメージがありますが、
 この本を読むと決してそんなことはない。


 レオナルドも一人の悩める人間ですよ、
 ということが分ります。


・「レオナルドよ、いったいお前は
 なにをなしたというのか」
 晩年のレオナルドは自分の人生を振り返り、
 こう述懐している。(p237)


●私生児としてのレオナルド、
 画家として業績を上げようとうする
 レオナルドの実物大の姿を
 膨大な資料から浮かび上がらせています。


 以前にNHKでレオナルドの「最後の晩餐」を
 CGで復元するという番組をやっていましたが、
 これと組み合わせて見ることで、
 15世紀のイタリアに生れた天才について
 楽しく知ることができるでしょう。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・祖父や叔父が定職につかずに
 のんびりと生活できたのは
 その不動産のおかげだった。
 レオナルド自身、そうした資産運用の
 仕方を幼い頃から目にしてきた。(p191)


レオナルド・ダ・ヴィンチという神話
片桐 頼継
角川書店 (2003/12)
売り上げランキング: 159,589
おすすめ度の平均: 5
5 一人の人間として

【私の評価】★★☆☆☆(67点)


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