「もっと素直に生きてみないか」加藤諦三
2004/09/09公開 更新

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【私の評価】★★★☆☆(72点)
●ちょっと暗い本ですが、
大切なことが書いてあります。
自分のために生きるということです。
・私自身がそうである。かつて私は
他人の評判のうえに自分の安心感の
基礎をきずこうとしていた。
しかしあるときからその努力の方向を変えた。
自分の内面に自分の安心感の基礎をきずくように
努力をはじめた (p39)
●私もかつて他人の評判を気にして
行動していました。
今もその傾向はありますが、
自分でそのことに気づいているだけ
進歩していると思います。
・私は精神も肉体も強靭であることを強制されて育ったので、
そのような"ふり"をしつづけたのである・・・
実際には強靭でない人間が、
自分にも他人にも強靭である"ふり"をして生きることは、
まさに潮の流れに逆らって泳ぐことであった。
いまから考えると無益な努力の毎日であった(p180)
●自分らしく生きる。
言うのは簡単ですが、
実際の生活で自分の判断により行動するということは、
外部からの圧力が強まるのは確かです。
反発もあるでしょう。
・自己喪失した人間が
何かのきっかけで自己発見した場合、
周囲からいっせいにあびせられる非難に
負けないことが大切である。(p30)
●あまりに自己中心的な行動はまずいと思いますが、
他人に迷惑をかけず、
不快感を与えない範囲であれば、
自分の考えを押し通すこと。
これから、始めてみましょう。
・われわれにとって必要なことは、
他人と親しくなることであって、
他人の望むような人間になることではない(p93)
●我が家のトイレには
相田みつをさんのカレンダーが置いてあります。
ちょうど
「自分が自分にならないでだれが自分になる」
のところが開いていました。
偶然ですね。
カレンダー「にんげんだもの」
●あなたはあなただから
価値があるということに気づきましょう。
・やせているからといって価値があるわけではない。
自分だから価値があるのだ。太っているからといって
価値がないわけではない。
自分だから価値があるのだ。(p190)
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・"What you think of me is none of my business"
という本の中に、次のような意味の文があった。
「私は自分を拒否する人にばかり
気をとられていた」(p14)
・不安を克服する唯一の道は、
不安を不安と認めることである。(p87)
ダイヤモンド社
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【私の評価】★★★☆☆(72点)
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