【書評】「ユダヤ5000年の教え―世界の富を動かすユダヤ人の原点を格言で学ぶ」ラビ・マーヴィン・トケイヤー
2004/05/06公開 更新

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【私の評価】★★★★★(94点)
要約と感想レビュー
タルムードは成功哲学書
ユダヤ人は聖書やタルムードを学びます。驚くのは、そこに成功法則と同じことが書かれていて、それをユダヤ人が今も改訂しているということです。
極端に考えれば、仏教の聖典に「商売心得帖」や「7つの習慣」の内容が書いてあるようなものです。
人は自分の街では"評判"によって判断され、よその町では"衣服"によって判断される(p38)
お金と智恵は使いよう
金は"良い人に良いもの"をもたらし、"悪い人に悪いもの"をもたらすというのですから、この本は"良い人に良いもの"をもたらし、"悪い人に悪いもの"をもたらすのでしょう。
こうした智恵を宗教として一生学んでいくのですから、ユダヤ人に成功者の比率が大きいのに納得します。日本でも、人生の智恵、商売の智恵は書籍として出版されていますが、ユダヤのように一冊にまとめられていません。
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この本で私が共感した名言
・おそらく世界のなかで、ユダヤ人と日本人ほど、教育熱心な民族はあるまい。・・・ユダヤ人は「本の民族」と呼ばれている。本とは聖書のことだ。・・・今日、日本の若者の活字離れが進んで、向上心が衰えているのは心配である。(p2)
・賢人とは誰か? あらゆる人から学べる人。
強い人とは誰か? 感情を抑えられる人。
豊かな人とは誰か? 自分のもっているもので満ち足りている人。
人に愛される人とは誰か? あらゆる人をほめる人。(p56)
・生物のなかで人間だけが笑う。人間のなかでも、"賢い者ほどよく笑う"。(123)
・人は金銭を時間よりも大切にするが、そのために"失われた時間"は金銭では買えない。(p33)
・空腹のときは歌え。傷ついたときは笑え。(p52)
【私の評価】★★★★★(94点)
著者経歴
マーヴィン・トケイヤー・・・1936年ニューヨーク生まれ。イェシヴァ大学を卒業後、1968年に来日、日本ユダヤ教団のラビ(教師)となる。滞日十年。現在ニューヨーク州グレートネックに住む。ユダヤ思想、教育論、日本人論等に関する著書多数
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やはり、教育が大切だと思いました。
続けて読んだ、、、
藤田田著、ユダヤの商法「起業戦争の極意」は古い本ですが、
今日を言い当てていて、流石、先見眼のある、凄い人だと思いました。