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「1分間マネジャー―何を示し、どう褒め、どう叱るか!」 K.ブランチャード、S.ジョンソン

2003/04/11公開 更新
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1分間マネジャー―何を示し、どう褒め、どう叱るか!


【私の評価】★★★★☆(85点)


要約と感想レビュー

部下のモンキーを一匹でも多く追い返せば、それだけ、マネジャーは部下のために時間をつくることができる


 1分間シリーズはいつも物語から始まります。今回は、新任のマネジャーのお話です。マネジャーに昇格した彼は、一生懸命仕事をしています。しかし、彼が仕事をすればするほど、彼の時間はなくなり、仕事は滞っていきます。あるとき、休日出社している彼は、ゴルフをする部下を目撃します。部下は暇なのです。ガーン。悩みに悩んだ彼は、1分間マネジャーに相談するのですが、そこでモンキーという考え方に出会います。


 ここでいうモンキーとは"仕事"であり、仕事に応じて"次にする行動"です。仕事=モンキーは、常に面倒を見てあげる必要がありますが、これは部下の役割のはずです。しかし、それまでは彼がモンキーの世話をしていたのです。モンキーは部下に世話をしてもらうと決意した瞬間、彼の職場環境は大きく変わったのです。


・「ここ数年、彼らはずっと私"頭痛の種"であった。しかしこの朝には、問題を解決してくれる"大切な人材"に変身していた。私にははっきりと見えた。彼らの背中に数匹のモンキーが乗っているのが。」


 本書は、新任の管理職が陥りやすい「自分でやったほうが早い」という落とし穴の飛び越え方を教えてくれます。アマゾンでは「1分間マネジャーの時間管理」は買えないようですが、ぜひ本屋さんで買うか、図書館で借りてみてください。


この本で私が共感した名言

どういうようになれば良いかを述べられないということは、まだ問題を把握していないということなんだ。それはぶつくさ言っていることと同じだ。"現実に"起きていることと、こうなって"欲しいと思う"こととの間に差(ずれ)があるときだけ、問題があるのだ


 今日の名言は、「具体的な目標」の大切さについてです。今日の名言について考えてみると、思い当たることがたくさんあります。例えば、太っているという問題があったとして、はじめは感情でしかありません。太っているのはいやだ、疲れる、体が重い・・・とか。そこから進んで、「あるべき姿」を考えつめていくと、感情だったものが目標になってくるのです。今の体重から10キロ減らしたいという定量的な目標になるわけです。


 具体的目標が明確になれば、具体的な対策を考えることができるようになってきます。例えば、毎日5分走る、毎日腹筋するなど。そして一週間後には、達成度何%という具体的な成果として結果がでるわけです。こうして見ると、「具体的な目標」を考えることで、不満が解決可能な問題にかわっていくことがわかります。「具体的な目標」は、評論家を解決者に変えることができるのです。


1分間マネジャー―何を示し、どう褒め、どう叱るか!
1分間マネジャー―何を示し、どう褒め、どう叱るか!
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K.ブランチャード S.ジョンソン
ダイヤモンド社
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【私の評価】★★★★☆(85点)


著者経歴

Ⅰ. 有能なマネジャーを捜し求めて
Ⅱ. 有能なマネジャーと出会う
Ⅲ. 新しい1分間マネジャーの誕生



著者経歴

 K. ブランチャード (Kenneth Hartley Blanchard)・・・1939年生まれ。アメリカの経営コンサルタント、ビジネス書作家、実業家。マネージメントやリーダーシップのエキスパートで「1分間マネジャー」(The One Minute Manager)は世界的なベストセラーとなった。マサチューセッツ大学経営学教授、ブランチャード研究所所長、ブランチャード・トレーニング・アンド・ディベロップメント社会長などを経て、1979年にケン・ブランチャード社を設立。国際的な経営コンサルティング・研修を展開している。


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