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「ディズニー・USJで学んだ 現場を強くするリーダーの原理原則」今井 千尋

2017/11/28公開 更新
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ディズニー・USJで学んだ 現場を強くするリーダーの原理原則


【私の評価】★★★★☆(82点)


要約と感想レビュー

■ディズニーランド、ユニバーサル・
 スタジオ・ジャパン(以下USJ)で
 人材開発育成トレーナーだった
 今井さんの一冊です。


 ディズニーランド、USJの現場は、
 アルバイトが中心です。


 そのアルバイトを統括する現場リーダーは、
 短時間で人を育てなくてはならない
 プレッシャーの下で仕事をしている。


 理想が高い企業だからこそ
 理想と現実のギャップに
 苦労しているのでしょう。


・大事なのは、やり方(マニュアル)ではなく、在り方(目的)。なぜするのか、どこを目指すのか、目的となるゴールをしっかりと伝えよう(p114)


■失敗のよくあるパターンは、
 マニュアルで締め付けて
 アルバイトが委縮してしまうケース。


 また、「やらされ感」を
 持つ人が増えても
 職場の雰囲気が悪くなります。


 さらに、
 信頼関係をうまく築けず、
 ベテランスタッフの反発を受け
 職場で総スカンをくらう人も。


 押さえつけてもいけないし、
 舐められてもいけないのでしょう。


・「あなたが言うの?」「いったい誰なの?」という違和感を生まないために・・スタッフ一人ひとりと信頼関係を築くこと。1対20ではなく、最初は、1対1が20組あるという意識で丁寧に一人ひとりと向き合うということ(p162)


■いかに組織のビジョンを浸透させ、
 職場での信頼関係を作り上げるのか、
 という問題なのだと思いました。


 ディズニーランド、USJは
 目指すレベルが高いので、
 たいへんですね。


 今井さん
 良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・「私はこう思うけど、あなたはどう思う?どうしたい?」と、問いを投げかけてみよう(p151)


・あなたの考えを押し付ける形にならないよう、相手の考え方をしっかりと受容しながら、チームが幸せになる選択となるよう導いていきましょう・・チーム内にネガティブな雰囲気をつくり出しているスタッフにガチガチではなく、柔軟に働きかけること(p174)


・私は企業コンサルティングに入ったとき、必ずすべての階層の人に「あなたの会社は何を扱っている会社ですか?」と聞くようにしています(p146)


・日本海軍の山本五十六さんの「やってみせ、言って聞かせ、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ。話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず」と同じステップです(p67)


・勉強会に集まってくれた現場リーダーたちを前に、「皆さんは今、それぞれに自分自身や職場、チーム内に何らかの悩みや問題を抱えていると思います。その悩みや問題を体温に例えると、今は何度くらいの発熱ですか?」と聞いてみます(p22)


・「・・今日の△時までに〇〇〇という状態までしっかりきれいにして欲しい。なぜなら、ディズニーランドは『毎日が初演』だからです。覚えているよね?これを達成することで、ここで学ぶすべての人が気持ちよく学びに集中できて、より良い一日を過ごすことができる。清掃にはそれだけの価値があるんだよ。頼んだよ!」がキャストに「きちんと指示を出した」と言えるレベルとなります(p30)


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【私の評価】★★★★☆(82点)


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目次

1章 リーダーの「現在地」を知る3つの質問
2章 最強のリーダーになる4つのステップ
3章 部下が変わる!リーダーの原理原則
4章 チームが変わる!リーダーの原理原則
5章 お客様が輝く!リーダーの原理原則
6章 自分が変わる!リーダーの原理原則


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