「大局観 自分と闘って負けない心」羽生 善治

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大局観  自分と闘って負けない心 (角川oneテーマ21)

【私の評価】★★★★☆(84点)


■本書を書いたのが羽生41歳。
 羽生も大人になったなあ~と、
 感じた一冊でした。


 今の時代は、過去すべての棋譜が
 コンピュータで検索できる情報化社会。


 コンピュータが一流棋士に
 勝ってしまう時代なのです。


 それに対応しようとしている
 羽生さんの気持ちが
 伝わってきました。


・今は情報があふれるほどあるため、
 選らばなかった選択肢に関しても
 多くのことを知ることができる。
 そのぶん、我々は後悔しやすい環境のなかで
 生きている
のだ(p48)


■そうした情報があふれる世界で、
 羽生さんが注意していることが、
 情報を受け取るだけでなく
 発信側に回ることです。


 常に新しい情報を手に入れ、
 ただ、それをまねるのではなく、
 自分で消化して使ってみる。


 そうすることで初めて
 迷いが減り、後悔することが
 減るわけです。


・情報化社会を上手に生き抜いてゆく方法は、
 供給サイドに軸足を置くことだと思う・・・
 拾い上げた情報を基本に新たな手を創造をして、
 供給側に回る
わけである(p127)


■羽生がコンピュータと
 戦うときがやってきました。


 羽生さんはコンピュータが強くなり
 人がコンピュータを研究することで、
 両者は似てくるのではないかと予想しています。


 人間とコンピュータが、
 お互いを高めあう時代が来たのです。


 羽生さん、
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・将棋界には、
 「反省はするが、後悔はしない
 という言葉がある(p22)


・私は、どんなに
 ひどいミスをしても、
 すぐ忘れるようにしてきた(p51)


・リスクを取らないことが
 最大のリスクだと
 私は思っている(p35)


・見通しが立たない状況のなかで
 もがくのは、とても大切だと思った・・
 スマートではないかもしれないが、
 もがき続けて習得したものは忘れにくい。
 というより、忘れることができない(p31)


・とにかく毎日、練習を
 続けることが肝心だ。
 一日でも空いてしまうと、
 将棋の感覚がすごく鈍ってしまう(p76)


・「大局観」では
 「終わりの局面」を
 イメージする
(p123)


・実際には何百手、何千手も
 考えられるにもかかわらず、
 十手先を当てることすらできない(p212)


大局観  自分と闘って負けない心 (角川oneテーマ21)
羽生 善治
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【私の評価】★★★★☆(84点)



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■目次

第一章 大局観
第二章 練習と集中力
第三章 負けること
第四章 運・不運の捉え方
第五章 理論・セオリー・感情




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