【書評】「ミリオンダラー強運思考 ―仕事も、お金も、人間関係も。 ずるいほどうまくいく「最初の1%」」冨田顕子
2026/09/29公開 更新
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【私の評価】★★★★☆(84点)
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要約と感想レビュー
波乱万丈の人生
著者は早稲田大学を中退し、保険営業の世界に入ります。しかし、営業成績は最下位。睡眠時間3時間で頑張っても、成果は出なかったのです。
そんな中、卵巣嚢腫と脳腫瘍の手術も経験します。死に直面した著者は、自分の本音を以前よりはっきりと人に伝えるようになり、付き合う人や学ぶ場所を変えていきました。
具体的には、飛び込み営業の世界から、BNI(Business Network International)という、お互いにビジネスを紹介し合う組織に飛び込んだのです。BNIでは、新しいメンバーを紹介した人数で日本歴代ナンバーワンとなり、年収も数千万円に達しました。
その後、著者に胃がんが見つかります。幸いにもステージ1の初期段階でした。そこで著者は、「死ぬときに何も持っていけないなら、魂を輝かせて死にたい」と考え、社長や個人事業主向けのコーチングサービス「ミリオンダラー営業会議」を立ち上げるのです。
どこに身を置くか。どんな状態で人と向き合うか。起きたことをどう捉え、何を基準に次の一手を選ぶか。ここが変われば、その後に選ぶ言葉や判断、行動が変わります(p30)
収入=喜ばせた深さ×人数×回数
BNIでは、いかにメンバーに貢献するかが問われます。そのBNIで日本歴代ナンバーワンになるくらいですから、著者の「与える力」はすごいのです。著者は保険営業時代から、お客様を紹介してくださった方々を毎年、感謝パーティーに招き、直接お礼を伝えているという。
また、毎月スケジュールに30~40人の誕生日を記載し、毎日「この方には何を贈ろうかな」「どんなことをしたら喜んでもらえるだろう?」と考えているというのです。つまり、お金は人が運んできてくれる。誰と付き合い、どれだけ相手を喜ばせるかによって、収入も変わってくるということなのでしょう。
逆に、会ったあとに自信がなくなる。やる気がしぼむ。そういう相手とは距離を取るようにしているといいます。
運の9割は人間関係で決まる・・・運は、突然、空から降ってくるのではなく、人があなたの人生に運んでくるのです(p86)
億万長者のマインドセット
著者がこれまで出会った億万長者は、予想外のトラブルで大きな損失を出したときでも、「じゃあ、この経験から何を学べるかな」と切り替え、翌日には新しい打ち手を考えていたという。
つまり、断られたら、次に連絡する人を決める。失敗したら、次に直す一点を決める。落ち込んだまま止まるのではなく、常に「次に何をするか」を考えているのです。
また、4~5万円の教材を販売していた男性講師に、「どうすれば、この100万円の学習コースの価値が伝わるだろう?」と考えてもらったところ、商品の見せ方や説明内容がガラリと変わり、実際に売れるようになったという。
「100万円のコースなんて売れるはずがない」という意識が変わったことで、具体的な行動が変わり、結果も変わったのです。
私の年収は約1800万円・・・イメージコンサルタントをつける・・・年4回・・毎回の会計は、150万円から200万円ほどになりました・・・服を変えたら、売り込まなくても、仕事が決まった・・服装を変えたことで・・・意識が変わったのです(p259)
辛い経験が宝物になる
著者は以前、早稲田大学を中退したことを話すのが、恥ずかしくて仕方なかったといいます。人の成功を妬ましく思うこともありました。しかし現在は、「隠したい過去」を「誰かの役に立つネタ」として使っているのです。
人への妬みも、「私は何がうらやましかったのだろう?」「その人が持っている何を、私もほしかったのだろう」と、自分を知るためのモノサシに使っています。
著者は、「合わない人とは、断っていい」「離婚したあと、自由で豊かになっていい」「大学を中退していたって、億を稼いでいい」と自分に言い聞かせているようです。つまり、過去の捉え方を変えることで、それを「弱み」ではなく「強み」にするのです。意識を変えることは大切です。
冨田さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・誰かに助言してもらったとき、「ありがとうございました」で終わる人と、「おかげで、こんなふうに進みました」と、その後の成果を報告する人がいます(p128)
・嫌いな人からも、学びだけは受け取れる・・・20代のころに「裏切られた」と感じた人がいます・・・毎朝、心の中で「ありがとう、感謝」と伝えています。あの人が私に、「人に対して、こういうことをしてはいけない」と教えてくれたからです(p161)
・いい話が来たときに、すぐに動ける時間・・・毎日2~3時間は、意図的に予定を入れないようにしています(p186)
・仕事の一部を人に任せるようになると、自分が抱えていた実務の多くから離れられ・・・年商は1000万円から3000万円へ伸びました(p5)
▼引用は、この本からです

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冨田顕子、三笠書房
【私の評価】★★★★☆(84点)
目的
1 強運の本質
2 考え方の本質
3 人間関係の本質
4 感謝の本質
5 環境の本質
6 お金の本質
7 選択の本質
著者経歴
株式会社メイクザフューチャー代表取締役。ミリオンダラー営業会議(R)主宰。1988年、岡山県生まれ。幼少期の貧困、仕事の挫折、離婚、度重なる病気を経験し、「自分は運が悪い」と思っていた。保険営業でも成績は最下位、月収5万円未満。しかし、BNIや年商5億円以上の組織に加入することで、生命保険営業でMDRT7回、うち世界トップ0.2%のCOTを6回達成。その実績と経験をもとにコンサルティング事業を開始。現在、二児の母として年商2億円超の事業を経営。
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