「上司につける薬!マネジメント入門」高城 幸司

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上司につける薬!――マネジメント入門 (講談社現代新書)

【私の評価】★★★★★(94点)


■担当者と管理職の仕事には、
 大きな差があります。


 担当者は基本的に担当の仕事を、
 そして指示されたことを
 やっていればいい。


 それに対し、管理職は、
 担当者に納得ある説明をして、
 仕事の指示を出さなくてはなりません。


 若くして管理職になった人は、
 できる年上部下に
 指示すること
もあるでしょう。


 時には、自分ができないとしても、
 年上部下の失敗を指摘し、
 改善点を考えさせなくてはならないのです。


・プレイヤー時代の自分がそれを
 できたかできなかったかは、
 「棚上げ」ねばならない。
 そして、その人がミスを
 修正するためにどうすべきか、を
 自分の立場から毅然と導くこと(p79)


■そもそも、管理職というものは、
 偉いのではなく、役割が違うのだ、
 というのが著者の考え方です。


 しかし、実際には、
 管理職になって苦労する人は、
 多いのではないでしょうか。


 部下は上司にぶれない判断を求めますし、
 納得ある説明を求めます。


 いかに部下に納得してもらい、
 自らの仕事として動いてもらうのか。


 それぞれ自分の個性もありますから、
 基本を守りつつ、
 自分の個性を生かした管理方法を
 作る必要があるのでしょう。


・まず第一は、率直に伝える。
 「やっていいかどうか、少し考えさせてほしい」と。
 ただしそのとき同時に、あなたが迷っている
 理由を言葉にして伝えること。(p52)


■管理職の要諦は、
 部下の「理解」と「納得」だと
 思いました。


 ただ、それを実践することは、
 学びと経験が必要です。


 こうした本で学び、
 それを実践してみて、
 さらに改善する。


 そうした取り組みが、
 より良い管理職となるために
 必要なのでしょう。


 体験に基づくアドバイスが、
 非常に参考になりました。


 高城さん、
 良い本をありがとうございました。


────────────────────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・判断力を高めるためのポイント・・・
 ◎ぶれない答えをする
 ◎一度決めたら後戻りしないで前に進む・・・
 ◎材料は全部引き出す(p39)


・職場を変えてくれ」と相談された・・・
 真っ先にとるべき行動は、材料を十分引き出す
 =「両者からヒアリングする」である(p41)


・ノーと言う場合は、相手に対して
 納得感のある説明が欠かせない。・・
 「どうして」その答えを出したのかの説明を、
 マネジャーの立場からきっちりすることだ(p62)


・マネジャーが叱る場合、そこには必ず
 「的確な指摘」が必要だ。
 そして、的確な指摘をするためには・・
 1 現状把握・・
 2 原因究明(p74)


・「やるやると調子のいい人には小さめ
  消極的だけど地道な人には大きめの課題」(p90)


・「なぜならば・・」の補足を持って伝えること。
 メンバーに無理を言うのだから、マネジャーだって、
 納得できる説明の努力ぐらい当然すべきだ(p137)


・メンバーの口から「やります」と言わせる
 習慣をつけることだ・・・
 人は「やらせれ感」があると、
 つらい場面で逃げたくなる・・(p91)


上司につける薬!――マネジメント入門 (講談社現代新書)
高城 幸司
講談社
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【私の評価】★★★★★(94点)



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■目次

第1章 マネジメント力とはなにか
第2章 実践(1)冷静と情熱のサジ加減―社内外のトラブルをさばく
第3章 実践(2)「想像」と「創造」―日々の組織構築
第4章 人を動かすか、人に動かされるか
第5章 経営メンバーという選択肢


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