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「人事屋が書いた経理の本 - MGから生まれた戦略会計マニュアル」協和醗酵工業

2014/04/01公開 更新
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人事屋が書いた経理の本


【私の評価】★★★☆☆(72点)


要約と感想レビュー

会計の基本を学んだ一冊です。利益を考えるとき、変動費と固定費とを分けて考える必要があります。たとえば、レストランをしているとしたら、料理の材料費、電気代は変動費です。1000円のランチに材料費と電気代が400円だったとすると、付加価値は600円です。この600円を積み重ねて、人件費や、店舗費用をまかなっていくのです。


この600円が「限界利益」と言われるものであり、「限界」とは「一つふえると」ということを意味で、「限界利益」とは売上個数が一つふえるといくら利益が増えるかを表す金額なのです。


そのように考えると、ランチの値段を700円に値下げすると、付加価値は300円と半分になりますから、2倍以上売れるとすれば同じ利益が出るということになります。このように売上から変動費を引いた付加価値を考えることが、どうやって利益を上げるか考えるための基本なのです。

 
限界利益と、損益分岐点を把握して、値決めや販売戦略を考える必要があるのだと思いました。良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・付加価値と固定費が等しい・・・これがSTRACにおける損益分岐点の公式である(p51)


・損益分岐点70%を目指すトヨタグループ(p81)


・わが国では企業間信用(手形取引)が非常に大きい・・・売上債権よりも、支払勘定である買入債務ののほうが大きいということになると、資金繰りは非常に苦しくなる(p139)


人事屋が書いた経理の本
人事屋が書いた経理の本
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【私の評価】★★★☆☆(72点)


目次

第1章 財務会計の眼
第2章 採算の眼
第3章 採算戦略の眼
第4章 B/Sの眼
第5章 B/S戦略の眼
第6章 資金繰りの眼
第7章 マトリックス会計の眼


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