「あしたの経済学」竹中 平蔵

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あしたの経済学―改革は必ず日本を再生させる (幻冬舎実用書―芽がでるシリーズ)

【私の評価】★★★★★(94点)


■10年前、小泉内閣で金融担当大臣となった
 竹中 平蔵さんの一冊です。


 日本の経済を良くするためには、
 「民間の稼ぐ力が大切である
 と本質を教えてくれます。


 そのためには、機会の平等、
 競争が必要ということです。


 お役所は、それを邪魔しなければいい。


余計なことをしない政府が望ましい・・・
 「民間にできることは民間に任せる」(p132)


■規制緩和のための特区の設置。

 海外からの企業誘致

 安全保障は、エネルギー、軍事、食料、バランスを。

 経営者の個人保証をやめる。

 国債は増えないように。


 まだまだ、日本経済を良くするために、
 打ち手は残っているようです。


・国内での企業誘致はゼロサム・ゲーム。
 それよりも海外からのプラスサムを目指したい(p157)


■10年たっても
 まったく色あせていないどころか、
 よりひかり輝いて見えました。


 次の総理大臣に竹中 平蔵さん、どうでしょうか。


 サッチャーさんのように国民には嫌われるでしょうが、
 日本を再生してくれると思います。


 竹中さん
 良い本をありがとうございました。


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■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・長期的な経済の水準を決めるのは、
 明らかに「どれだけ稼げるか」です(p37)


・かつては黒字の四分の三を貿易で稼ぎ、
 四分の一を所得収支(海外からの利子や配当金などの
 やりとりの収支)で稼いでいました。ところが現在は
 それが半々くらいになっています。・・・ある意味では
 成熟した投資国家になりつつある・・・(p198)


・銀行から借り入れをするときに、必ず社長など経営者が
 個人保証をさせられます。・・・会社を失った経営者が、
 どうして無限の責任を果たせるでしょうか・・・
 家族を守るために自殺して生命保険で払うしかない・・・
 再チャレンジどころか、企業が倒産したら自分の人生も終わり(p215)


・「食糧の安全保障」というのは、自給率を高めることだけ
 とは限らない・・・仮に食料をすべて国内でまかなったとしても、
 エネルギーがまったくなければご飯を炊くことすらできません・・・
 食料やエネルギーだけでなく、軍事面でも有事立法体制が
 長い間存在してこなかったのは、
 国民の概念が成熟しなかったからだと考えます(p139)


・若い世代から見ると、いままでは、いまのお年寄りのために
 払ってきたわけですが、今度は自分たちのために積み立てを
 しなければならないのですから、いまのお年寄りの分と
 自分たちの分と、両方を払わなければならないのです(p189)


・なぜ衰退するかといえば、それは成功したからです。
 つまり、成功したことで組織が硬直化し、
 これが衰退を招く原因になるのです(p245)


【私の評価】★★★★★(94点)


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■目次

序章 あしたの日本を考えるために知っておきたい 昨日の日本、今日の日本
第1章 成長と安定―「稼げる力」をつければ日本の経済はよくなる
第2章 機会の平等と結果の平等―誰でも挑戦できる社会にしよう
第3章 インフレとデフレ―不良債権処理が新しい可能性をつくる
第4章 需要と供給―世界で初めてデフレを克服する
第5章 「公と私」と「官と民」―「民間でできることは民間がする」社会をつくろう
第6章 経済と安全保障―安全保障や環境は経済の影響を受ける
第7章 都市と地方―地方の自立が日本の活力源になる
第8章 未来世代と現役世代―国債と年金制度の健全化が日本の未来を決める
第9章 貿易と内需―日本はこれから何で食べていくのか
第10章 企業と個人―社会に対する責任を果たすことがいま求められている
第11章 失業と雇用形態―いろいろな働き方を見つけよう


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コメント(1)

「あしたの経済学」ですが、
著者(竹中平蔵氏)が嫌いで、気にもしてませんでしたが、
面白そうな内容ですね。

時の総理(小泉純一郎氏)と組んで
やらなくていいことまで
やることにより日本経済を
めちゃくちゃにしただけに飽き足らず、
小泉さんが総理を辞めると、
尻尾を巻いて国会議員を辞めるという
自分勝手な振る舞いに憤りを感じていました。

それもあり、彼の書籍は手にとることもしませんでしたが、
この本は読んでみたくなりました。

まさに、食わず嫌いですね。反省です。

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