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「こんな言葉で叱られたい」清武 英利

2011/09/11公開 更新
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こんな言葉で叱られたい (文春新書)


【私の評価】★★★☆☆(71点)


要約と感想レビュー

■巨人球団代表が語る著者が教える
 プロ野球における「叱る技術」です。


 プロがプロを叱るわけですから、 
 期待を持って叱るというのが
 基本のようです。


 期待されていると思えるから
 頑張れるというのが人間の
 心理なのでしょう。


・オリックスの球団本部長となった中村勝広は、阪神二塁手だったとき、失策すると、「何を恐れている。もう一つエラーしてみろ」と吉田に叱られたという。(p60)


■胸を張れ!、
 次もいくぞ!
 お前しかいない!

 
 そうした言葉が 
 選手の誇りを取り戻し、
 次の勝負に向かわせて
 くれるのでしょう。


 落合監督は冷酷・合理的に見えますが
 選手の心に寄り添ったしかり方を
 していたようです。


・落合監督は、抑えの岩瀬仁紀が打たれるたびに、「あいつで負けるならしゃあない」と漏らす(p78)


■会社でも使えるコトバは、 
 使っていきたいと思います。
 まずは、人と向き合うことでしょうね。


 叱るというのは相手に期待して
 よい結果を出してもらうために
 叱るのですから、結果が悪ければ
 意味がないのです。


 清武さん、
 良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・越智よ、マウンドは、お前が演ずる場だぞ。負けるときもあるんだ。負け様、戦い様が大事なんだ。胸を張って投げろ(原監督)(p92)


・後悔だけはして欲しくない。全力でやったものは心に残る(小笠原道大)(p132)


・おいしい食事をすることは人生の喜びの一つだ。原監督はレストランなどでおいしい料理に出会うと、お店の人に三度、「おいしかったよ」ということにしているという。(p79)


・古参のスカウト、あるいは有名な指導者のなかにも、「これは一軍に行けるという選手は初めからわかる」という人がいる・・・その類の話を信じなくなった・・・戦力外通告する前に、どこよりも多くの実戦体験を積ませて自ら境遇を打開するチャンスを与えることにした(p112)


・スランプに陥ったとき、アメリカの選手なら、「僕は大丈夫だ。何も問題ない。1週間もすれば、調子も戻ってくるだろう」と、自分に言い聞かせて終わるだろう。日本の選手は、「もっともっと練習しなければ!」と言う。(p182)


こんな言葉で叱られたい (文春新書)
清武 英利
文藝春秋
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【私の評価】★★★☆☆(71点)



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