「トヨタ流「改善力」の鍛え方」若松 義人

トヨタ流「改善力」の鍛え方―強者のノウハウはあらゆる場で必ず強い! (成美文庫)
【私の評価】★★★★☆84点


●トヨタ生産方式の本をたくさん読んでいくと、
 その考え方というもが、だいたいわかってきます。

 現場に行く、即実行、標準化、視える化・・・・


 ・改善は、まずやってみることだ。気づいたら即実行を心がける。(p21)


●しかし、実際にルーチンの仕事をしながら、
 ひと手間かけて改善していくというのは、
 言うのは簡単でも、実行は非常に難しいものです。


 ・トヨタ流は、なんにつけ、ひと手間を大切にする。(p49)


●それを行わせるのは、危機感なのか?
 使命感なのか?伝統なのか?

 私にはわかりませんが、普通の会社より
 はるかに改善が行われているのが、トヨタなのでしょう。


 ・大野耐一氏から改善を指示されたトヨタマンが、言われたとおりの改善を
  行った。朝、現場を見に来た大野氏に一喝された。「どうして俺が言う
  とおりにやる」・・・上から言われたとおりの改善をするだけではダメで、
  自分なりに工夫してさらにいいものを目ざすことが必要だ(p105)


●その改善は、トヨタ社内だけではなく、
 取引先まで及んでいます。

 取引先には迷惑でしょうが、取引先が強くなることで、
 トヨタはさらに強くなっていきます。


 ・取引先に問題があれば変えればいい。それも一つの選択肢だが、
  取引先とともに歩むというやり方もあっていい。(p166)


●「改善力」を鍛える本ですが、答えは見つかりませんでした。

 とにかく「変える」と考え続けることしか、
 方法はないのかもしれません。★4つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・不便を感じながらも「規則で決まっている」とか「長年の慣例
  だから」とか理由をつけて変えることを拒む企業や人がある。
  ・・・「規則がまちがっている。まちがった規則はかえなくては
  ならない」とはトヨタ自動車最高顧問・豊田英二氏の言葉だ。(p34)


 ・スタッフの仕事は専門化する傾向がある。「この件はあの人でないと
  分からない」状態になってしまう。しかし実際には仕事の標準化が
  進んでいないだけの話で、・・・たいていのものは初心者でもできる。(p64)


 ・トヨタ流は、「決められたことを守る」ではなく
  「決めたことを守る」だ。(p118)


 ・原価というものは、下げるためにあるわけで、
  計算するためにあるんじゃない(p148)


 ・マンアワー(工数)は計算できるが、マンパワーは計算できない。
  知恵を出すことによって、能力は無限に広がっていく(p230)


▼引用は、この本からです。

トヨタ流「改善力」の鍛え方―強者のノウハウはあらゆる場で必ず強い! (成美文庫)
若松 義人
成美堂出版
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3 トヨタ流というか・・
4 カイゼンは人から始まる
4 小さい鰯の群れ
5 自分に欠けていた何か...
4 女性にもオススメ

【私の評価】★★★★☆84点


■著者紹介・・・若松 義人(わかまつ よしひと)

 1937年生まれ。トヨタ自動車に入社後、生産、原価、購買の
 各部門で大野耐一氏のもと「トヨタ生産方式」の実践、改善、
 普及に努める。84年以降は農業機械メーカーや住宅メーカー
 などでもトヨタ方式の導入と実践にあたった。
 91年韓国大宇自動車顧問。92年カルマン株式会社設立。


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