「会社を踏み台にして昇る人、踏み台にされて終わる人」夏川 賀央
2006/12/11公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(87点)
●会社とは、一つの目的のために、
社員が協力して目的を達成する仕組みです。
相互に助け合うことで、不完全な人でも
目標達成ができるわけです。
●この会社という素晴らしい仕組みにおいては、
会社に頼って生きていくこともできるわけです。
しかし、中には会社に頼るのではなく、
自分を成長させるために会社を
利用しようとする人もいます。
著者は、そうした人を
「会社を踏み台にして昇る人」と
表現しています。
・1「仕事」で主導権を握る・・会社の中で"オンリーワン"となる
2「時間」で主導権を握る・・さらなる発展につながる機会を多くつくる
3「お金」で主導権を握る・・「独立」も念頭に入ってくる(p17)
●そうした生きかたは人それぞれでしょうが、
最近の個人の業績評価を重視するような風潮から、
仕事を勉強している人、
より大きな視点で仕事を考える人が
評価されるのは当然のことでしょう。
・重要なのは「考える」ということなのです。・・・
一番重要なのは「経営者だったらどうするか」
という視点です。(p83)
●さらには、会社を踏み台にして昇るつもりでいれば、
会社が倒産しても困ることはないわけです。
●仕事をするうえでの、
一つの心構えを教えてもらえる一冊でした。
★4つとします。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・与えることによって、かならず他人のなかに何かが生まれ、
その生まれたものは自分にはね返ってくる。
本当の意味で与えれば、かならず何かを
受け取ることになるのだ(エーリッヒ・フロム)
・「メンター」を見つけたとき、
それが転機だ(p128)
・理想的なのは時間を「朝型」にシフトすること。・・・
さらに私が意識したのは、
「二時間」という時間分割です。(p170)
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【私の評価】★★★★☆(87点)
■著者経歴・・・夏川 賀央(なつかわ がお)
1968年生まれ。
大手出版社数社を経て独立。会社経営のかたわら、作家として活躍。
人材プロデューサー。
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