【書評】「タイガー・ウッズのスーパーキャディが明かすゾーンメンタルトレーニング―潜在能力を極限まで引き出す「心」のつくり方」スティーブ・ウィリアムズ
2006/12/08公開 更新

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【私の評価】★★★★★(90点)
●タイガー・ウッズのキャディである
スティーブ・ウィリアムズが
教えてくれるゴルフ上達法は、
成功法則本と全く同じでした。(驚き!)
まず、次のショットだけを考えること。
これは、「今日一日だけを考えること」といった
成功法則の考え方と同じです。
・いま大切なのは、次のショットなのだ。したがって、トップゴルファーたちの意識にはいつも次のショットしかない。そして、今度のショットがゲームやトーナメントの順位にどう響いてくるかという点についてもいっさい意識しないはずだ。(p50)
●そして、目標設定です。
目標を決めずして、
目標に到達することはありません。
・スティーブ流に成功への道を定義づけると、「個人目標をしっかいりと書きとめそれを漸進的に達成すること」だ。
●そして、最後のコツは、
成功をイメージすることです。
頭の中でイメージしたものは、
潜在意識に取り込まれ、
非常に高い確率で現実化するのです。
・アイアンショットでグリーンをねらう場合、ニクラウスはスタンスをとると同時にボールが空に上がっていって、グリーン上空に浮かび、やがて落下してピンの隣にピタリと寄せる様子を思い描く。(p169)
●超一流のゴルファーは、
潜在意識でショットを打ちます。
このホールをパーで回れば優勝だとか、
右にOBがある・・・などという
自意識から、ショットする前に、
潜在意識に切り替えるのです。
・ボールにアドレスする直前、ゴルファーは自覚的意識のスイッチを切って、ショットの実行をすっかり潜在意識にまかせる。ショットが完了したら、意識にふたたびスイッチが入る。(p199)
●良いショットをイメージし、
潜在意識にショットさせる・・・
ゴルフだけでなく、
私のテニスにも応用できそうです。
タイガー・ウッズのキャディの
成功のためのアドバイスは貴重です。
本当は★5つかもしれませんが、
まだ実践して結果を確認していないので
★4つとしました。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・勝つゴルフの鉄則の1つは、どのショットにも同じ力を用いるということだ。パーセントで言えば、どのショットにもゴルファーの全力の75パーセント程度を用いるべきなのだ。(p45)
・スティーブが言うように、試合に負けたら、それは相手のほうがたまたま自分よりうまくプレーしたからなのだと前もって考えておくようにしておくとよい。(p85)
・潜在意識がショットを組み立てて実行するのに役立たない影響やデータを、意識的に排除することだ。(p254)
▼引用は、この本からです。
【私の評価】★★★★★(90点)
■目次
100勝キャディが知った超一流ゴルファーの真実
ほとんど発揮されていない人間の潜在能力
マイナスイメージからこうしてミスが生じる
集中力アップのスキル
雪だるま効果がスランプを生む
目標設定によってメンタルを強化する
勝つための具体的目標設定法
能力を引き出すプラス思考の身につけ方
視覚化によって正確性を手に入れる
リラクゼーションのテクニック
感情の切り替えスイッチのつくり方
最高の精神状態を保つ「ゾーン」
不安や痛みをどうコントロールするか
ゴルフというスポーツ心理戦
アマチュアプレーヤーのための5つのヒント
世界最高のキャディとして
■著者経歴・・・スティーブ・ウィリアムズ
ニュージランド出身。グレッグ・ノーマン、レイモンド・フロイドなど超一流ゴルファーたちのキャディを歴任。1999年からはタイガー・ウッズのキャディを務める。トーナメント100勝に貢献した初めてのキャディ。
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