「仕事前の1分間であなたは変わる」

【私の評価】 ★★★★★:絶対お薦めです!家宝となるでしょう(93点)


■著者紹介・・・長谷川 和廣

 1939年生まれ。大学卒業後、十条キンバリー、ゼネラルフーズ、
 ジョンソン等でマーケティング、製品マネジメントを担当。
 その後、ケロッグジャパン、バイエルジャパンなどで社長などを歴任。
 95年バリラックスジャパン社長に就任。00年ニコン・エシロール
 代表取締役。赤字だった同社を1年目で黒字。2年目で無借金とする。
 2400社以上の企業を再建し、「もう一人のゴーン」と呼ばれる。


●ニコン・エシロールの復活は、何かの雑誌で読んだことがあり、
 その秘密が書いてあるのでは?と、この一冊を手にしました。

 著者は、ニコン・エシロール赤字だった同社を1年目で黒字転換、
 2年目に無借金経営とした長谷川 和廣さんです。


●その秘訣を推察してみると、
 目標設定、実施計画(アクションプラン)、
 実行部隊とのコミュニケーション(ケンカ含む)にあるようです。


●まず、目標設定ですが、本書では全体についての記載はありませんが、
 必ず目標には【社員のための退職金原資の確保】を入れている
 そうです。

 つまり、会社の目標は、社員のためでもあるという
 ことを明確にするわけです。

 ・赤字企業の再建に乗り出すとき、私がいつも必ず掲げる目標
  があります。それは社員の年収二年分の退職金原資を作る
  ことです。(p84)


●次に、実施計画では、目標に合わせて、全社員に
 「ワークチェックリスト」という計画書を義務づけ、
 PDCAサイクルをまわしているようです。

 ・ニコン・エシロールの再建を始めたとき、私は全社員に「ワーク
  チェックリスト」という計画書の提出を義務づけました。(p45)


●最後に社員とのコミュニケーションですが、
 社内を歩いて社員とのコミュニケーションを取るのは当然として、
 仕事においてはケンカをもコミュニケーションの一つと考えて
 いるようです。

 ・ひと言いいながら頭を下げて、こちらのほうから水に流すきっかけを
  作る。それくらいの度量がなければ、こちらからケンカを仕掛けては
  いけません。ケンカの目的は優劣をつけることではなく、あくまでも
  問題を明確にすることなのですから(p34)


●この本は、リーダーが仕事に向かう心構えを説いたものですが、
 すべてのビジネスマンに応用できるものです。


●2400社以上の企業を再建したという著者の実績に相応した
 説得力のある充実した内容になっています。

 本物の一冊ということで★5つとしました。
 今後も長谷川 和廣さんをフォローしていきたいと思います。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・目覚まし時計をいつもより一時間だけ早くセットして、朝一番に
  出社してみてください。それが自分を変える第一歩になります。
  (p14)


 ・上司にこびるより社外に顔を売りなさい(p58)


 ・愚痴は提案の形で上司にぶつけてみる(p127)


 ・おすすめしたいのが、“プラスワンの習慣”です。どんな仕事でも
  自分が満足したところから、もう一回、もう一時間、もう一件など、
  とにかく目標となる数字に一をプラスしてみるのです。(p131)


▼引用は、この本からです。
「仕事前の1分間であなたは変わる」
長谷川 和廣、かんき出版(2006/2)¥1,470
【私の評価】 ★★★★★:絶対お薦めです!家宝となるでしょう(93点)


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