「自分のやりたいことを全部最速でかなえるメソッド-高速仕事術」上岡正明
2021/02/08公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(85点)
要約と感想レビュー
トライアンドエラーを繰り返す
この本の「高速仕事術」とは、1つにフォーカスして、トライアンドエラーを高速で繰り返すという方法です。ゲームのように目的を設定して全集中でやっては改善、やっては改善を繰り返すのです。
例えばゴルフで90切りを目指すなら、コースでスコア120→練習→コースでスコア110→練習→という練習(改善)を短期間に繰り返すのです。これだけやればゴルフのスコアが良くなるのは、当然といえば当然というやり方なのです。
では、「すぐやる」にはどうすればいいのか。その答えは、単純です。すぐ「やる」だけです(p55)
ゲームのように熱中する
この本の説得力を増しているのは、著者が3カ月でYouTubeチャンネル登録数を4万人に増したことでしょう。(現在は6万人)3日でユーチューバーとなり、3カ月でそこそこのユーチューバーとなり、3年も続ければプロになれるのです。
ユーチューバーとして成功するかどうかではなく、とりあえずユーチューバーになるのです。動画を撮ってみる→その動画をアップしてみる、チャンネル登録数が伸びないという課題が見つかる。ここで初めて勉強すべきことがわかり、成長や成功のための本格的な情報収集を始めるというわけです。
普通の人がうまくいかないのは、失敗を恐れてすぐにやらないこと。全集中せず継続できないからだというのです。
ゲームのように熱中しよう!・・・自分で目的や目標が明確になっており、それをみずからの力で達成すると、些細なことでも脳は成功体験として処理します(p85)
ゲームのように熱中する
著者は、「放送作家になる」という目標があったという。手帳に「放送作家になる!」「ベストセラー作家になる」と書き記し、毎日見ていたそうです。著者の「超集中フォーカスノート」に書いているのは、目標、アウトプットすること、改善した内容、結果を書くようにしているという。
私は誰でも成功する方法として、「出川哲朗になれ!」と言いますが、この本の内容はこれと同じことだと思いました。出川哲朗は頭は良いとはいえませんが、外国で目的地を探すクイズ番組ではとにかくやってみる、言ってみることで帰国子女より早く結論に達することができるのです。
当たり前のような成功法則ですが、著者の実践と結果に裏付けされた説得力ある一冊でした。上岡さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・行動の目的が定まればフォーカス力に磨きがかかる(p72)
・私は、仕事はゲームだと思っています。それどころか、人生そのものがゲームだと思っています(p88)
・ネガティブな言葉を口にすることは極力避けるようにしています。逆も同じで、ユーチューブのコメント欄などにネガティブな投稿があると、潜在意識に入る前に、即座に削除します(p157)
・「自分がどうなりたいか?」を言語化できない人は、無理して言葉を紡ぎ出そうとはせず、まずは仮想ライバルが誰か決めましょう(p180)
【私の評価】★★★★☆(85点)
目次
第1章 なぜ「高速仕事術」で、みるみる成果が上がるのか?
第2章 3日で劇的に成長する!「高速仕事術」のやり方
第3章 「高速仕事術」を習慣化するためのメンタルセット
第4章 3カ月でキャリアに!壁を打ち破るための「超集中フォーカスノート術」
第5章 3年でミリオネアに!ライバルに差をつけるための対人力
第6章 高速仕事術にパワーを与える生活習慣
巻末体験談 高速仕事術のおかげで、なりたい自分になれた!
著者経歴
上岡正明(かみおか まさあき)・・・株式会社フロンティアコンサルティング代表取締役。多摩大学客員講師、一般社団法人日本認知脳科学協会理事。放送作家として、これまで「タモリのSuperボキャブラ天国」「めざましテレビ」「スーパーJチャンネル」「ズームイン!!朝! 」等を担当する。約6万人のチャンネル登録者を誇る人気ユーチューバーでもある。
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