「人生、このままでいいの? 最高の未来をつくる11の質問」河田 真誠
2018/11/14公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(80点)
要約と感想レビュー
著者はデザイン会社を起業して成功し、年収も増え続ける中で、離婚を経験しました。離婚前、一人で生きる人生は、自由で楽で楽しいと考えていたのです。
ところが、離婚してみると、収入と自由は十分ありましたが、そこに自分の求める幸せはありませんでした。どうしてそうなってしまったのか。著者の結論は、自分自身の心が分かっていなかった、ということです。
・自分の心と対話をするための一番のオススメは、自分に質問することだ(p32)
どうして自分の心がわからないのかといえば、自分を押し殺しているから。押し殺して生きているうちに、自分の気持ちがわからなくなってしまったのです。
この本では、質問に向かい合い自分の心を感じる訓練をします。すぐには素直になれないかもしれませんが、少しずつ進むしかないのです。自分の気持ちがわからなけらば、正しい判断ができなくなるからです。
・あなたは「今、何を感じている?」と聞かれて、すぐに答えられるだろうか。・・・なぜ答えられないのか。その理由を考えたい。1つは、自分を押し殺してきたということがある(p60)
人はこうして自分の心と向き合う時間が必要なのだと思いました。それは遅すぎるのでもなく早すぎるのでもなく気づいたときがやるべき時なのでしょう。河田さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・「みんなと一緒」は楽だけど、自分をどんどん失っていく(p14)
・「やめたいこと」を思い浮かべると未来が変わる(p76)
・まずは、いらないものを捨てること。捨てると余白ができ、受け取ることができる(p79)
・今日は、どんな一日にしようか?幸せは待っていてもつかめない(p206)
・僕は会社を大きくすることをやめ、ひとりで再起業し、自分がやりたいことだけを、気の合う仲間とやるという働き方にシフトして約10年。僕は自分なりの幸せをやっと手に入れた(p18)
・カエルの子はカエル。最高のカエルになろう・・自分を理想に近づけることはできるが、残念なことに限界がある(p132)
・僕は、「人生でもっとも大切なことは何?」と問われたら、迷わず「納得して生きること」と言う(p47)
・もし2ヵ月間の時間と十分なお金があったら、何をして過ごしますか?(p100)
・10年後、どうなっていたら最高だろう?(p101)
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【私の評価】★★★★☆(80点)
目次
第1章 人生の地図を手に入れよう
第2章 人生は質問でできている
第3章 最高の未来をつくる11の質問
第4章 あなたの人生をつくっていこう
著者経歴
河田真誠(かわだ しんせい)・・・1976年生まれ。印刷デザインの会社を経営後、現在は、生き方や考え方、働き方などの悩みや問題を質問を通して解決に導くしつもんの専門家、しつもんコンサルタントとして、企業研修や学校で授業を行なっている。
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