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「なぜ会社は変われないのか 危機突破の風土改革ドラマ」柴田 昌治

2015/03/07公開 更新
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なぜ会社は変われないのか 危機突破の風土改革ドラマ (日経ビジネス人文庫)

【私の評価】★★★☆☆(75点)


■会社を変革する小説風の
 ビジネス書です。


 仕事を変えようとすると、
 逆風に出会います。


 それは、それをやった人にしか
 わからないことです。


■組織を動かすためには、
 組織を不安定化させること。


 社員が困った状態になれば、
 なんとかしようとするわけです。


 そして2割が動き始めれば、
 組織が変わります。


 柴田さん
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・大野耐一氏の「トヨタ生産方式」にいても、
 改善のエネルギーをつくるのは
 現場が困るような状況をつくること、
 つまり「不安定化」することにあった(p66)


・二割が動けば会社は変わる(p88)


・やり方を変えて、
 時間的なゆとりをつくることが
 変革の第一歩として重要です(p91)


・この「気楽でまじめな話」が
 どれくらいできるかというのは、
 組織の老化を計るバロメーターでもある(p103)


・「言い出しっぺが損をする」と思う人が
 どれくらいいるか、
 「言うだけムダ」と思っている人が
 どれくらいいるかで、
 風土・体質的にその組織が
 どの程度問題を持っているか、
 つまり、土壌がどのくらい
 耕されているかがほぼ分かる(p347)


・動くことで初めて
 打ち破るべき壁を知る(p130)


・衆知を集めて一人で決めるというルールで
 『この人間に決めさせるとうまくいきそう、
 という人間に決めされる』
 といのがありましたね(p316)


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なぜ会社は変われないのか 危機突破の風土改革ドラマ (日経ビジネス人文庫)
柴田 昌治
日本経済新聞出版社
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【私の評価】★★★☆☆(75点)


■目次

第1章 あきらめるのはまだ早い
第2章 突破口を開く
第3章 改革はなぜ失敗するのか
第4章 動き出す自律のサイクル
第5章 スピードの勝負
第6章 ビジョンを掲げる
第7章 正念場の危機
第8章 奇跡の再生


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