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【書評】「岡野雅行 人のやらないことをやれ!―世界一の技術を誇る下町の金型プレス職人、その経営哲学と生き方指南」岡野 雅行

2014/08/19公開 更新
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岡野雅行 人のやらないことをやれ!―世界一の技術を誇る下町の金型プレス職人、その経営哲学と生き方指南


【私の評価】★★★☆☆(72点)


要約と感想レビュー


話が面白い

痛くない注射針をプレスで量産した岡野さんの一冊です。日本には岡野さんのような職人がまだまだいるそうです。


なんで岡野さんが注目されるかといえば、話が面白いから。


なんで俺だけに取材がたくさんきてしまうのか。だいたい職人は口べたで話さないからなんだ。黙っているから、記事にしようとしたって話が弾まない(p151)

なにごとも倍返し

仕事の腕も大切ですが、仕事を受注するためには、人の機微を知ることが大事だとか。


いろいろな人と付き合う。お土産は倍返し。タネ銭はケチらない。義理と人情。


情報と人脈は、それなりの対価が必要なのです。


なにごとも「倍返し」・・お土産が1000円・・・だから、俺は2000円のものをお返しするんだ(p92)

ツイてる人は儲かる

なぜか岡野さんと付き合うと儲かるらしいのです。ツイてる人は儲かるのですね。


一流の人は、どこか同じような臭いがするような気がしました。


岡野さん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言


・妾ばっかりつくって遊んでいるオヤジだけれど、その人がくれる情報というのが、実はとっても大切なものだったんだ(p67)


・ついている人間と付き合うとついてくる・・・俺から離れていったやつはだいたいだめになっている(p136)


ケンカはしても弱い者いじめはしない(p42)


・商社などに手数料を払って「悪いけれど、間に入ってください」と頼むと、仕事は必ずずっと続いていく。・・・・手数料がもったいないと仲介を飛ばそうとするから、逆に元も子もなくなってしまうんだ(p143)


・リチウムイオン電池の中の電解液が液漏れしないためには、あの昔のライターケースが使えると直感したな。なにより、親父の「金型を絶対に捨てるな」という言葉通り、ライターのステンレスケースをつくった金型を取っておいたのが役立った(p174)


・世界一細いインシュリン用の針・・・3カ月の早さで試作品まではできた・・・試作品と量産とには天と地の差がある・・完成品が発表されるまでに、4年間の月日がかかった(p21)


▼引用は、この本からです。


【私の評価】★★★☆☆(72点)


目次


第1章 誰にもマネのできないものをつくる
第2章 実地の世界で学んだことが生きる
第3章 遊びのなかで出会った人たちが、生き方を教えてくれた
第4章 「夜の工場」で繰り返した失敗がいまに生きている
第5章 人を大切にするから、貴重な情報が集まる
第6章 新しいものが好き、人より早くやるのが好き
第7章 ひとつのことをやり抜けば、かならず見えてくるものがある
第8章 とんちの利いた会話、人の話をじっくり聞くことを心がける
第9章 金儲けはわるくない、ただし守るべきルールがある
第10章 雑貨づくりに終わりはない


著者経歴


岡野 雅行(おかの まさゆき)・・・1933年生まれ。20歳頃から金型技術を父親に教わり、30代には量産プラントを開発。リチウムイオン電池のケース、痛くない注射針など誰にもできなかった製品の量産方法を確立。


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