「あたりまえだけどなかなかできない組織のルール」浜口 直太
2014/02/16公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(76点)
■米国のコンサルティング会社で働き、
米国で経営・起業コンサルティング会社を
起業した著者の組織論です。
アメリカでの経験が多いためか、
日本よりもドライな感じがしました。
アメリカでも、組織内で妨害する人、
足を引っ張る人はいるのですね。
・嫉妬をして妨害しようとしたり、足を引っ張ろうとする勢力は必ず存在します。・・・完全に心が違ってしまったメンバーは、即座に関係を切り、組織から追い出す勇気も必要です(p173)
■アメリカでも人格者に
部下がついていくという原則は、
日本と同じようです。
ただ、だれもが人格者で
あるわけがありません。
そうしたときでも、
ちゃんとその上司を
サポートして引き立ててあげる。
そうすれば、
自分が上司の立場になったとき、
良いことがおこるそうです。
・上司に仕え抜けない人は、原因結果の法則で、上司になった時、部下はついてこない(p64)
■組織とは結局、人が集まってできたもの。
そして人は、完璧ではありえない。
だからこそ、
組織運営は難しいものなのでしょう。
組織の問題への対応は、
組織で学ぶしかないのかもしれません。
浜口さん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・十人いれは二人はダメなメンバーという組織がほとんどです。・・・彼らのレベルに合わせた仕事や作業を割り当て、難しいことは、できるメンバーにしてもらいましょう(p150)
・「良(よ)からんは不思議 悪(わる)からんは一定(いちじょう)とをもへ・・良いことが起こるのは不思議で、悪いことが起こるのがあたりまえという意味です(p212)
・職場には三種類の人間がいます。一人は、いてもらいたい人。もう一人は、いてもいなくてもいい人。三人目は、いてもらいたい人です(p176)
・リーダーを評論・批判する前に、同じ責任感で組織運営してみてください!どれだけあなたが、自分勝手で無責任なことを言っているのかわかりますよ!(p55)
・人格者が組織のリーダーになると、メンバーは命懸けでついていきます。命懸けでリーダーを守ります。そなると一種の宗教的組織のようになるわけですが、実は完成された組織は、信じてやまない宗教的なものになることを、私は何度も海外で見てきました(p71)
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【私の評価】★★★☆☆(76点)
■目次
ルール1 「一人立つの精神」で
ルール2 毎日ホウレンソウを忘れずに
ルール3 一度リーダーと決めたら、徹底的に仕えよう
ルール4 団結を崩す人は組織から外そう
ルール5 団結第一
ルール6 立場が人をつくる
ルール7 組織内でメンターを見つけよう
ルール8 組織における「師弟不二」の凄さ
ルール9 権威主義は組織を崩壊させる 他
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