「君に友だちはいらない」瀧本 哲史

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君に友だちはいらない

【私の評価】★★★★☆(82点)


■東京大学からマッキンゼー、
 その後、日本交通の再建に携わり、
 現在は投資家として活動されている著者の一冊。


 成果を出すチームは、
 「7人の侍」のような
 目標を持った色々な特技を持った
 ゲリラ的なチームであるという。


 これはマッキンゼーでの
 経験によるものなのでしょう。


・マッキンゼーとリクルートを卒業した社員に、
 起業して成功する人が少なくないのは、
 このように「ブートキャンプ的環境」で
 厳しく鍛えられた経験があるがゆえなのである・・・
 その業務を通じて大きく成長することができる会社は、
 ブラックではないのだ(p138)


■確かに、普通のチームでは、
 できそうな目標を設定して、
 そこそこで満足してしまうケースが多い。


 そうしたチームでは、
 能力のある人は、
 片手間でも対応できる。


 その代わり、
 結果は凡庸で終わるのです。


プレッシャーがないところでは、
 「非凡な人」は退屈
し、
 「凡庸な人」だけが残ることになる(p221)


■理想は高いですが、
 こうした本が書かれるように
 そうしたチームはできにくい。


 結局は、できなさそうでできる高い目標を
 いかに設定し、チームでコミットできるのかだと
 思いました。


 瀧本さん、 
 良い本をありがとうございました。


───────────────────────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・大きな世の中のパラダイム・シフトというのは、
 「世代交代が引き起こす」(p31)


・パナソニック、ソニーは、それぞれ松下幸之助が24歳、
 井深大が37歳のときに起業している。・・
 ソフトバンク、日本電産、ユニクロは、孫正義が22歳、
 永守重信が28歳、柳井正が35歳のときに社長になった(p36)


・本質的にノマドやフリーランスは「強者」にのみ
 許される働き方であることに注意しなければならない(p76)


・毎年、灘、開成、麻布、ラ・サールなどの高校は、
 他の高校とはケタ違いの数の生徒を東大に送り込む・・・
 「東大に行くのことが当たり前」であるがゆえに、
 多くの学生が東大に行くのである(p124)


・私はいつも「大学の本当の価値は、
 一に同級生、二に図書館が充実していること」
 と述べている(p127)


・どんな人を引き寄せるか、
 どんな人が自分に対して関心を抱くかは、
 その人自身の人生の反映であり、
 「まわりにロクなやつがいない」というのは、
 鏡に向かって悪口を言うのに等しい(p171)


・「そもそも、その業界がある意味は何なのか」・・・
 たとえば出版社ならば、・・・
 なぜ本を作って売るのかをつきつめて考えれば、
 「コンテンツを通じて人々の生活を精神的に豊かにする」
 「生活していくなかで人々が必要とする情報を提供する」(p233)


・「何でもいいので年間で10億円ぐらい利益が出る
 アイディアを5個ぐらい出してください」
 というオファーが出されたことがあった。(p289)


・友だちも仲間も他人から「配られる」ものではなく、
 自分自身の生き方を追求することで、自然に
 できあがっていくのだ・・・自分自身が主人公となって
 世の中を動かしていく「脚本」を描く
ことなのだ(p322)


君に友だちはいらない
瀧本 哲史
講談社
売り上げランキング: 30

【私の評価】★★★★☆(82点)



■目次

第1章 秘密結社をつくれ
第2章 本当の「よいチーム」とはなにか
第3章 ビジョンをぶちあげろ、ストーリーを語れ
第4章 よき仲間との出会いのために
第5章 チームアプローチはあなたと世界をどう変えるか


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