「脳科学マーケティング100の心理技術」ロジャー・ドゥーリー
2014/01/05公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(71点)
要約と感想レビュー
「脳科学マーケティング100の心理技術」ロジャー・ドゥーリー
マーケティングの技術をならべた一冊。特に企業でマーケティングを考える人向けの内容となっています。
とにかく企業は、売ろう売ろうと常に考えています。お得感を出したり、新商品の良い点を強調したりします。
・セット販売は痛みを最小限に抑える・・・クレジットカードが購買行動から痛みを取り除く存在になっている(p24)
最強のマーケティングとは、広告により生活習慣を作ってしまうことです。
たとえば、結婚指輪ならダイヤモンド。バレンタインデーはチョコレート。クリスマスは、クリスマスケーキ。
だれもが逆らえない文化、イベントを作ってしまうのですね。
・「ダイヤモンドは永遠の輝き」・・・「12月は特別割引!」などと呼びかけたりしたら、せっかくのアピールも台なしになってしまう(p30)
マーケッティングとしては標準的な内容でした。教科書として読みたいと思います。
ドゥーリーさん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・初代iPhoneを発表したときの価格帯は499ドルから599ドル・・・そのわずか数ヵ月後、アップルはiPhoneの価格を200ドル下げ、買い得に見せかけ、売上を促進した(p37)
・値引きは実際には顧客経験の質を低下させかねないと自覚せよ(p42)
・専門家よりも、自信ありげに単純明快な説明をする人間のほうが信頼感を勝ち取ることが多いのだ(p179)
・ダイレクトメールの寄付をお願いする部分に・・・「自分にできるよい行いを想像してみてください」と促す言葉を添えておくという方法がある(p206)
・魔法の言葉「新商品」を連発する(p244)
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【私の評価】★★★☆☆(71点)
目次
Chapter01 価格が脳に与える影響
Chapter02 五感を刺激して売り込む
Chapter03 脳が喜ぶブランディング
Chapter04 紙媒体と脳の相性がいい理由
Chapter05 顧客の脳の信頼を勝ち取る
Chapter06 脳が喜ぶ接客スキル
Chapter07 脳が喜ぶセールステクニック
Chapter08 脳を刺激するコピーライティング
Chapter09 脳が喜ぶマーケティング
Chapter10 男性脳、女性脳 それぞれの攻略法
Chapter11 顧客の脳を買う気にさせる
Chapter12 脳を刺激する映像メディア活用法
Chapter13 脳を刺激するインターネット活用法
Chapter14 脳を刺激する映像メディア活用法
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