「デキる20代は知っている!若くても信頼される人の話し方」山本幸美
2013/02/20公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(83点)
要約と感想レビュー
著者は、リクルート、インテリジェンスにおいて、MVP,社長賞等を55回受賞したツワモノ営業ウーマンです。営業のコツは、相手を知ること。つまり、相手のニーズを知ることです。こうした営業の基本を、徹底的に鍛えられたようです。
著者は会話が続く営業の先輩を観察しています。そうすると、「そう言えば、以前水色が好きっておっしゃっていましたよね」などと過去にした話の中からネタを探していることに気づいたという。また、相手の会社へ訪問するときには、最寄駅から会社までの道のりの雰囲気などの「地域ネタ」を集めるという。こうしたネタ探しが大事なのですね。
・「なぜ、お客さまはその商品に決めたの?」わたしがそれに答えられずにいると、「その質問にすぐに答えられないなら、営業として失格だ!」と一喝されたのです。(p44)
著者は支店長となってからも成果を出していますので、コミュニケーション能力が高いようです。例えば、他支店から転勤になってきた人には、「何かあったらいつでも遠慮なく相談してね!」とひと言かけてあげる。
コミュニケーション能力とは、人の協力を集める力です。人を引き付ける力であり、人から好かれる力なのです。魅力があるということなのでしょう。
著者がよく使ううフレーズを見ると、「またお会いさせていただけることを、心より楽しみに・・・「○○さんといると、つい時間を忘れて話してしまいました」「○○さんのおかげで、今日はとても勉強になりました」と素晴らしい。また、年上部下を持ったときには、「支店を盛り上げていくために、○○さんの力が必要なんです。だからぜひ協力してください」とお願いしたという。
やはり営業はリクルートがすごいんだな、と感じました。リクルートの中でも実績を出した人の書籍はレベルが高い。実際は、どんな会社なんだろう。興味が湧きました。山本さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・人は誰しも、「自分に関心を持ってほしい」「相手から好かれたい」「相手からデキる人だと思われたい」という願望を心の底に秘めています(p72)
・自分が話している姿をビデオで撮影したり、声を録音したりするのもおすすめです・・・そこに映る自分の姿を見て愕然としました(p95)
・大勢の前で話をするときに気をつけたいポイント。全体を見渡しながら話し始める・・・「一番反応がいい人」を探す・・・いつもより大きい声で話すのがいいでしょう(p113)
・ビジネスではタブーとされる立ち居振る舞い・・・
・すぐ髪の毛をさわる
・ペンを回したりなど手遊びをする
・貧乏ゆすりをする
・舌打ちをする
・あくびをする・・・(p168)
・昔、わたしの上司に、目を閉じて相手の話を聞く方がいました。慣れるまでしばらく、退屈で寝ているのかと、とても不安になったものです(笑)(p188)
▼引用は下記の書籍からです。
すばる舎
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【私の評価】★★★★☆(83点)
目次
1 その話し方ですべては判断されている!
2 若くても信頼を勝ちとる「話し方」とは?
3 安心感を与える「聞き方」を手に入れよう
4 さらに信頼レベルを上げるための極意
著者経歴
山本 幸美(まもと ゆきみ)・・・1973年広島県生まれ。大学卒業後、株式会社リクルート、株式会社インテリジェンスなどで営業として勤務。売れない時代を経営し、その中で独自の思考法、コミュニケーション法を編み出す。その結果、全国営業社員約4,000人中1位、MVP、社長賞などを55回受賞。20代より100名以上の部下を持つマネジャーとして関わる支店を次々とトップに導くなど、マネジメントにおいても手腕を発揮。2004年株式会社プラウド設立、代表取締役社長就任。現在、話し方教室などのコミュニケーション力強化事業をはじめ、営業力強化育成事業、女性活躍推進事業、ワークライフバランス事業などを、東京・大阪で展開
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