「たった2分で人の心をつかむ話し方」木下通之
2013/02/21公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(81点)
要約と感想レビュー
35年間話し方セミナーを開催している木下さんの一冊です。木下さんの教えているスピーチは2分間スピーチです。
自己紹介も2分間。体験談も2分間。1時間なら2分間スピーチを30回やればいいわけです。
・人が話を聞く限界は3分といわれています。・・・たとえば1時間の講演を頼まれた場合は・・単純に3分の話を20回すればいいわけです・・(p40)
話の基本は準備にあります。体験談を入れて、構成を考える。練習する。(丸暗記をしない)
こうした基本さえ押さえておけば、あとは場数を踏むだけ。場数を踏むことにより、自分なりのスピーチの形が確立するはずです。
・より効果的な組み立てを考えるときに重要なのは、抽象的なことではなく、あなた自身の体験を具体的な出来事として話の中に入れることです(p170)
スピーチが苦手な人は、多いと思います。だからこそ、自己紹介から2分間スピーチまで、基本を教えてくれるこの本が役立つのではないでしょうか。
木下さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・自己紹介とは名前とあなた自身を覚えてもらうこと・・・名前を覚えてもらう工夫をして、仕事、趣味、特技などを話します。そして大切なのが、最後にもう一度はっきりと「○○ ○○」です」とあなたの名前を名乗ることです(p58)
・展示物に向かって話すのではなく、聞き手に向かって話すこと(p146)
・スピーチにおいて最もよく起こる失敗は丸暗記によるもの・・・4つの箇条書き程度のものをポケットに入れて、どういうふうに話すのかではなく、何を話すのかを頭に入れておけば大丈夫です(p115)
・絶対に暗記しないと話せない内容・・・「間違えると大変失礼にあたりますから、書いたものを読ませていただきます」と言って堂々とメモを出して読むと不自然ではなくなります(p21)
・欧米の大統領や首相の場合、原稿はあっても読み上げることはしません。顔もテレビで真正面に見えます・・・目線が横に動き、本当に語りかけているような雰囲気で非常に落ち着いています(p34)
・たとえば、家族で食卓を囲んで、その日の出来事を「今日、こんなことがあってね」というような調子で話してみる・・(p92)
・話のネタ帳・・・日常であなたが出くわした出来事で気づいたことや経験して感じたことを、話のネタとしてメモ帳にまとめておくこと(p191)
フォレスト出版
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【私の評価】★★★★☆(81点)
目次
「話し方」を手に入れれば、あなたの人生は変わる
第1章 なぜ、人はあなたの話を聞いてくれないのか?
第2章 人の心をつかむ話し方の基本
第3章 あなたを聞き手に印象づける話し方
第4章 話は「2分」でまとめられる!
第5章 「2分」で人にわかりやすく伝える話し方
第6章 「2分」で人を説得する話し方
第7章 話し方を学べば、人生そのものも変わる
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