「戦略の本質」野中 郁次郎、戸部 良一、鎌田 伸一、 寺本 義也、杉乃尾宜生、村井 友秀

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戦略の本質 (日経ビジネス人文庫)

【私の評価】★★★★☆(82点)


■戦争の記録から、
 「戦略」とリーダーの決断を
 検証する一冊です。


 戦争の記録としては、次の6つ。


 「中国共産党軍の反攻」
 「ドイツ軍のイギリス侵攻」
 「スターリングラードの戦い」
 「朝鮮戦争」
 「第四次中東戦争」
 「ベトナム戦争」


 私でも読むのにいっぱいいっぱいで
 一週間かかりました。


 それぞれのテーマは、
 テレビ番組や映画として総括されていますので、
 そちらと合わせて参照すると効率的なはず。


・ヒトラーはスターリングラードを取ろうとしながらも、
 しかもその目のカフカスへ向けたために取りそこない、
 さらにいつまでもスターリングラードにこだわっていたために、
 今度はカフカスをも失う羽目になったのである(p201)


■「戦略」とは、結局、
 何を最も大切にするのかということ。


 そして、それをどのようなシナリオで
 達成するのか。


 そして、それは実現可能なのか。
 そうした判断の最終形です。


 それらは、かなりの部分が
 リーダーの見識、判断に左右されることが、
 歴史からよくわかります。


 未来のシナリオが見える人には見える、
 見えない人には見えないのです。


・事実は「目に見える」が、
 本質は「目に見えない」(p439)


■まずは歴史を学ぶことでしょう。


 そうすれば、
 自分に相応した
 判断力が付くはず。


 個人的には
 映画「スターリングラード」を
 見たくなりました。


 戦争は嫌いですが、
 最悪を想定した準備は必要なのでしょう。


━━━━━━━━━━━━━━━━━


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・リーダーには、理想主義的リアリズム
 必要とされる(p5)


・戦略が真の「目的」の明確化である(p425)


・サダトは・・・イスラエルに最も大きな影響力を
 行使し得るアメリカの圧力を、エジプトに有利に
 活用し得る方策として、限定戦争戦略を練り上げた・・・
 シナイ半島の全域が、エジプトに返還された(p327)


・何かをなして失敗した場合は検証されるが、
 何かをさせなかった場合の結果はどのように
 検証されるのであろうか・・・
 リスク(当事者責任)を回避することは、
 問題先送りや、模様眺めの無作為につながりやすい(p276)


・読書は学習であるが、実地に使うことも学習であり、
 しかももっとも重要な学習である。
 戦争から戦争を学ぶこと-
 これがわれわれのおもなやり方である
 (毛沢東)(p120)


戦略の本質 (日経ビジネス人文庫)
野中 郁次郎 戸部 良一 鎌田 伸一 寺本 義也 杉乃尾 宜生 村井 友秀
日本経済新聞出版社
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【私の評価】★★★★☆(82点)



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