「想いー三茶の焼肉、世界をめざす」西山 知義
2012/01/07公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★★☆(83点)
■焼肉チェーン「牛角」を展開している
西山社長の一冊です。
不動産業から焼肉店を開店し、
フランチャイズ化。
上場まで一気に登りつめていきます。
たった一人の「想い」から
会社は大きくなっていくんですね。
・焼肉店の1号店が成功した場合は、
フランチャイズ展開したい・・・
ビジョンがあったからこそ、トライ&エラーを繰り返し、
フォーマットを作り、マニュアル化に時間を
割いていったのだと、今にして思う(p147)
■焼肉1号店も軌道に乗るまでには、
かなり苦労したようです。
食材の購入、味付け、
業務システム、人材評価と
すべてが試行錯誤。
業界紙に学び、
マクドナルドに学び、
自分の失敗に学び、
改善をしていく姿がわかります。
改善を継続していくと、
あるレベルを突き抜けた瞬間に
うまくいくようです。
・自分で経営するときにはどうすればいいかということを
常に想定して仕事をしているわけだから、
次々と疑問が湧いてくる(p63)
■常にご主人をサポートしてくれる奥様は
素晴らしい方ですね。
半分は西山さんの野望で、
半分くらいは奥様のおかげかも。
西山さん、
良い本をありがとうございました。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・職人というか、その人物がいなくなると
事業が続けられなくなるような
人員配置は避けたほうがいい(p85)
・アルバイトひとりひとりが、
自分が今どのポジションにいるのかを
把握できる仕組みになっていた・・・
休憩室には、ノウハウを習得するための
VTRが用意されている・・・
アルバイトたちが、休憩時間に見て
勉強をしているのだ(p94)
・小林社長にそんなことでは駄目だと叱られてしまった。
「本を真にうけてはいけない」
「・・・・・・?」
「全てが正しいわけではない。必要とされるものも
時代背景や環境によって変化するものだ。情報は
まず疑ってみなければならない」(p164)
・「パパ、後悔のないよう、想った通りに進んでいってね。
でも、疲れて厳しくなったらすぐ辞めて、
ふたりで一から小さなラーメン屋でもやろうよ」(p28)
・「ぼくが毎日ごはんを食べられるのは、
パパががんばっているおかげです・・・
パパの仕事は、人によろこんで
もらえるレストランをすることです」(p238)
アメーバブックス
売り上げランキング: 121712
【私の評価】★★★★☆(83点)
読んでいただきありがとうございました!
この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングに投票する
メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 50,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 >>バックナンバー |
配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
お気に入りに追加|本のソムリエ公式サイト
コメントする