「暴かれた「闇の支配者」の正体」ベンジャミン・フルフォード
2011/10/09公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(70点)
要約と感想レビュー
世の中には、なかなか報道されないことがいくつかあるようです。マスコミも怖くてとても報道できないことです。逆にそれを表に出そうとする人は、不自然な死を向かえる場合もあるようなのです。
例えば、タイトルの"闇の権力"はアメリカの世界支配を狙う石油産業、軍事産業、国際金融資本と、それと利害関係を持つ政治家、官僚、学者、メディア人であるとしています。その権力に逆らえば制裁を受けるのです。
・誰が石井紘基を殺したのか・・・第一の可能性は、りそな銀行の経営問題。第二に警察のパチンコ裏金。第三に整理回収機構の不良債権処理問題。1億円の抵当物件を100万円で特定の人に投げ売りしていた事実を石井は摑んでいた。(p118)
福島第一事故の状況さえも、すぐには報道されないわけですから、本当にまずいことは表には出ないのでしょう。なぜ、田中角栄は逮捕されたのか。なぜ、金丸の部屋から金塊が出てきたのか。911の真実は・・・。ちょっと怖くなりますが、真相は闇の中です。
フルフォードさん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・安保闘争では、暴力団員、右翼活動家などが各地で盛り上がる市民デモに乱入・・・この暴力団員や右翼らは、岸の友人である右翼の黒幕・児玉誉士夫が自民党幹部の依頼を受けて動員したもので、その資金はCIAが提供したといわれている(p98)
・アメリカべったりからの脱却を目指した総理大臣たちはことごとく悲劇的な最後を遂げている・・・田中角栄、竹下登、橋本龍太郎、小渕恵三(p108)
・かつて日本の教育改革を担当したGHQの役人は、こう豪語したそうだ。「日本の教育を変えて、今後は天才が出ないようにします」(p128)
・2001年のアフガニスタン侵略は、ユノカルという会社のために行われた。(p173)
▼引用は下記の書籍からです。
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【私の評価】★★★☆☆(70点)
目次
第1章 "闇の権力"の狙いは巨額のジャパン・マネー
第2章 アメリカに翻弄されるメディアと政治家
第3章 世界を牛耳る支配の構図
第4章 日本人よ、目を覚ませ!
著者経歴
ベンジャミン・フルフォード(Benjamin Fulford)・・・1961年カナダ生まれ。80年代に来日。上智大学比較文化学科を経て、カナダのブリティッシュ・コロンビア大学を卒業。その後再来日し、日経ウィークリー記者、米経済誌「フォーブス」アジア太平洋支局長などを経て、現在はフリーランスジャーナリスト、ノンフィクション作家として活躍中
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