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「日本がアルゼンチン・タンゴを踊る日」ベンジャミン・フルフォード

2003/08/06公開 更新
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日本がアルゼンチン・タンゴを踊る日


【私の評価】★★★★☆(81点)


要約と感想レビュー

両社長(カルロス・ゴーン、八城政基)の発言の共通項を列挙してみよう。「会社の知名度が高く、社員はみんなエリートと言われたが、責任の所在があいまいで、決断がきわめて遅い会社だった」「人間関係を重視して、経済効率をないがしろにしていた」「仕事の中身は、役所を見て、他社の動向を探ることばかりだった」「要らないことがわかっていることも、しがらみでなかなかやめられなかった」


日本がアルゼンチン・タンゴを踊る日」ベンジャミン・フルフォード


 課題を解決するには5つの段階があるといわれています。


 一つ目は課題を「認識」すること。次に「対策」を考えます。そして実施計画として自分と社員に「納得」してもらう。その「行動」を「継続」していきます。


 日本では「認識」と「対策」までは十分できているのではないかと思います。カルロス・ゴーンも社員は何をすべきかを全て知っていたと言っています。つまり、日本の会社における問題は、すべきことを、「納得」して「実行」していく段階で、それを突破する方法があるのか?ということです。


 私は、「社長が外人になるしかない」というような極論以外にも答えはあるはずだと信じています。あまり、実例を聞いたことはありませんが、未来には外部の社長が会社を救うという事例も増えてくるのではないでしょうか。


日本がアルゼンチン・タンゴを踊る日
ベンジャミン フルフォード
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【私の評価】★★★★☆(81点)


目次

1 ヤクザが不況をつくった
2 日本の裏社会
3 メディアの癒着
4 構造改革という名の化粧直し
5 本当の改革とはなにか?
6 本当は日本全体が抵抗勢力
7 アメリカに対する幻影
8 不思議の国ニッポン
9 最後の社会主義国家
10 日本が終わる日



著者経歴

 ベンジャミン・フルフォード(Benjamin Fulford)・・・1961年カナダ生まれ。80年代に来日。上智大学比較文化学科を経て、カナダのブリティッシュ・コロンビア大学を卒業。その後再来日し、日経ウィークリー記者、米経済誌「フォーブス」アジア太平洋支局長などを経て、現在はフリーランスジャーナリスト、ノンフィクション作家として活躍中


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