「坂本桂一の成功力」坂本 桂一
2011/07/17公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(75点)
■アドビシステムズ設立など、
IT企業の経営に関わってきた著者の
仕事の心得です。
著者の成功の定義は、
ビジネスで儲けること。
IT業界のせいか、
とにかくスピードを
重要視しているのが印象的でした。
・プロというのは「すぐやれ」といわれたら、
文字どおり即刻取りかかります。
ところが、アマチュアは「わかりました」と
返事をしておきながら、一時間も二時間も経って
ようやく始めるのです。(p61)
■スピードに加えて、
あきらめないことが大切です。
つまり、ビジネスが自立する
レベルとなるまで、
決してあきらめず、続けること。
圧倒的な行動力があれば、
かならず、それなりの
レベルに到達することができるのです。
・下の人間がついてこない・・・私はこう答えました。
「百日間休まず営業に行け。そうすれば、
誰だってお前をリーダーとして信用する」(p39)
■でも、仕事をしていて
あまり楽しそうではないような
気がするのが不思議でした。
とにかく儲けるためには、
参考になる本だと思います。
坂本さん、
良い本をありがとうございました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・結果が出るまで努力をやめてはいけない(p41)
・二位は負けと一緒(p15)
・ある新人をソフトバンクの担当にする場合は、
彼をソフトバンクの門のところに終日立たせて
「私はサムシンググッドの○○と申します・・」と、
そこを通る人全員に頭を下げ、名刺を渡させる(p45)
・ソフトバンクの孫正義社長は、ふたりで話しをしている
ときも何か思いつくと、突然「ちょっと待ってください」
といって話を中断し、携帯電話で指示や注文を出します・・・
即断即決、これが日々膨大な仕事量をこなす孫社長の、
働き方の秘訣なのです(p58)
・誰もが平均的な人の1.5倍を
売り上げられるような組織をつくるより、
平均の百倍売るセールスマンが、どうしたらこの会社で
ぜひ働きたいと思うかを考えるべきでしょう(p75)
・ある作家は、プロとアマの違いを
「アマチュアというのは一回固くて長い糞をすればいい。
プロはどんな日でも固くて長い糞をしなければならない」
と"文学者"らしく表現しています(p96)
・マニュアルには、これまで多くの人が試してきて
効果のあった方法や、経験から抽出された理論が
数多く載っています。
ところが最初からマニュアルを拒否してしまうと、
まさに微積分を一から考えるような、
やらなくていい努力をする可能性が
きわめて大きくなるのです(p107)
・私は、雑誌を含めれば、毎月百~二百冊の本を読みます・・・
「よくそれだけ時間がありますね」と驚く人がいますが・・・
いま自分のやっていることは、
過去に誰かがやって決着がついているかもしれないと
不安にならないのでしょうか。(p109)
・一緒に寝たいなら一度は「君と寝たい」と
はっきりいう必要があります・・・
営業も、基本的にはこれと同じことです。
買ってくださいと詰め寄れば、十人中五人からは、
もう来なくていいといわれるでしょう(p119)
・その道のプロが持っているノウハウの95%は
一瞬で手に入れられる・・・
だから、重要なのは95%ではなくて、
残りの5%にあるのだと
気がつかなければなりません。(p136)
・代表取締役というのは、株主の選任した株主の
代理で利益を追求するために設けられた取締役会の
ボス・・・だから、彼の役目はよりパフォーマンスの
高い社長をより安い給料で雇うことです・・・
ところが日本の場合ですと、
自分が働き手、つまり社長(p167)
【私の評価】★★★☆☆(75点)
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