「立ったら歩きなはれ」後藤 清一

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立ったら歩きなはれ―こけたら立って半人前立ったら歩いて一人前 (1980年)

【私の評価】★★★★★(93点)


■松下電器で松下幸之助氏に、
 三洋電機で井植歳男氏に鍛えられた  
 後藤清一氏の一冊です。


 理論ではなく、
 実地での経営の知恵に
 圧倒されました。


・リーダーは全員にテーマを与えることだ。
 「それでよいのか」「もっとよい方法はないか」・・・
 これが素朴な創造性開発の原点である(p238)


■部下にテーマを与えること、
 常に改善すること、
 ゴミのない職場にすること、
 新しい仕事では失敗を想定すること、
 など

 仕事における目の付け所を
 教えてもらえます。


 これは仕事をしてみないと
 わからないかもしれませんが、
 当たり前のことを
 当たり前にすることが大変なのです。


 それを真剣に突き詰めていくことこそが
 経営なのだと思います。


・渋沢栄一翁の教えに、
 1 吸収してやまない(勉強)、
 2 建白してやまない(提案)、
 3 結合してやまない(脱皮-前進)(p125)


■古い本でしたが、
 時代を超えて読み継がれるべき
 内容だと思いました。


 こうした人を育てることが
 できたからこそ松下があり三洋があるのでしょう。


 後藤さん、良い本をありがとうございました。


━━━━━━━━━━━━━━━━━


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・部下の"五たい"とは、
 1 関心を持たれたい
 2 理解されたい
 3 認められたい
 4 信頼されたい
 5 かわいがられたい(p83)


・突っ込んだ議論が望まれる会議の場は、
 人数を絞り込むとよい。実際、突っ込んだ
 討議の場合、参加者は四、五人が限度である(p98)


・部下への指示は、迅速、的確に行なわねばならない。
 つまり、第一に、トップの方針を末端まで浸透させる。
 第二は、トップの方針にのっとり「私の課ではこうやる」
 と、部門別の取り組み姿勢を的確にすることだ。第三は、
 部下の業務遂行状況を把握し、チェックしてやることだ(p103)


・自分のものさしを持つこと(p105)


・すべて改善改良というものは、変化が大切である。
 ・・・時代は変わる、技術もかわる。人も日々成長して
 いくというのに、作業方針だけがじっと地蔵さんのように
 頑張っているのはおかしい(p175)


・ラクに、ラクにと考える姿勢からは、
 力強い歩みは生まれない(p201)


・三洋電機でも創業まもなく、守口工場を失火で
 全焼せしめたことがあった・・・井植氏は・・・
 「燃えてしもうたものはしゃない。今からが大事や」と
 いわれたが、そのことばは松下氏の「こけたら立て」と
 いうことばと二重写しになって、その後の私を支えてくれた(p208)


・新しい仕事に取り組む時には、予想される失敗を
 十二項目は書き出しておくこと。その上、失敗料も
 計算しておくとよい。こうしてから地道に挑戦すると
 成功の確率が高くなる(p231)


・大勢集まった場所でコブシを振り上げて訴えたことは
 サッパリ浸透しないものだ。その反面、廊下の立ち話で
 ひとこと、ふたことささやいたことがパッとひろがる(p240)


・若い頃にちょっとした報告を怠って、
 ひどく叱られたことがある・・
 松下幸之助氏は大きな失敗は叱らず、
 小さなことをよく叱っておられた(p249)


・ケガとミスは整頓の悪い現場に多いことを
 経験上知っていた・・・乱雑になる原因、
 クズの出る箇所を追求して、片付ける必要のない
 現場をつくり上げてこそ達成できる。
 「ゴミをやかましく言う前にゴミの出ない工夫をせよ」
 が私の口ぐせだった(p254)


・現役時代、新入社員に次のような忠告をした。
 一、失敗をおそれるな。
 一、一週間にせめて一冊、本を読み続けろ。
   定年までだ。決して損はない。
 一、一週間せめて一時間、たった一人になって
   自分だけのことを考えよ(p136)


【私の評価】★★★★★(93点)


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