「金の卵―ニワトリへの愛情が黄金ビジネスを生む!」佐藤 剛史、早瀬 憲太郎
2010/12/23公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(79点)
■九州の福岡県に臭くない養鶏場があるという。
ニワトリは、土の上を歩き、
自由に運動、砂浴びができる。
鶏糞は、自然乾燥され、
土の中の好気性細菌で分解され、
臭いなし。ハエもいない。
ニワトリは静かに、幸せに
一個50円の卵を生んでいるのです。
・床に20センチメートルの盛土をしている。
雨が流れ込んでこないようにするためだ。
その上にモミガラを5~10センチメートル敷いて
好気性土壌菌が鶏糞を分解しやすいようにした。(p51)
■こうした環境でつくられた卵(「つまんでご卵」)は、
つまんで持ち上げられるだけではありません。
くさみのない、濃厚な、無菌卵なのです。
いやー、宮城県の近くで同じような
卵を作っている人はいないのでしょうか。
一度食べたくなりました。
早瀬さん、良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・エサを混ぜるための撹拌機を購入し、
独自で飼料の配合をはじめた。
自分で配合をすれば、いい素材を使える。
さらに、自家配合しても、飼料代は高くならなかった。(p75)
・記録がなければ経営はできない。
良い経営をするために、あらゆる記録をつけることを
習慣づけておく必要がある(p213)
・一個50円の『つまんでご卵』は明らかに高い。
しかし、首都圏で流通している、
いわゆる自然卵は一個80円くらいする。(p179)
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【私の評価】★★★☆☆(79点)
■著者経歴・・・早瀬 憲太郎(はやせ けんたろう)
1947年生まれ。
マンガ家、高校教師を経て、
ニワトリの総合商社に入社。
退職後、福岡県で「緑の農園」を設立。
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