「田中宥久子 美の法則」田中 宥久子
2010/08/13公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(79点)
要約と感想レビュー
整顔マッサージの田中さんの一冊です。フリーでメイクの仕事を請け負う田中さんからは、結果がすべてという、プロの緊張感が伝わってきました。ハイビジョンとなった今、メイクの仕事はさらに厳しくなっているようです。
・フリーの人間が仕事を獲得する一番確実で近道な方法は、とにかくいい結果を出すこと、それしかありません。(p87)
女性にはメイクの技術論が興味深いところでしょうが、私には田中さんのモチベーションの維持の仕方、考え方に共感しました。クライアントの厳しい要求に対しても、自分の成長の役に立つか、立たないかを基準に、話を聞いているそうです。
・私にとってよい影響を与えてくれるかどうか。話を聞くときもこのようにシンプルに考えているから、いたずらに人の話に翻弄されることもないのだと思います。(p156)
プロの世界の厳しさを再認識しながら、プロもレベルが上がってくると同じような考え方になってくるのだなとも思いました。
田中さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・「今日は調子が悪いな」と感じたら、生活をちょっと見直してみる。自分の体をいたわり、かわいがってあげる。(p30)
・肌が疲れているな」と反省することもたびたび。そうしたときは、いつも以上にマッサージに時間をかけるようにしています。(p49)
・女性の人生を感じさせる大きく深いシワに魅力を感じるのですが、「小ジワ」は許さない・・・小さなシワは日頃の手入れで消すことができるから。「老い」ではなく、「怠け」だと思うからです。(p33)
・仕事は自分の成長のためにある。お金のためでも、名誉のためでもない。自分の成長を楽しみ、味わうためにあるもの。(p145)
・ときどき仕事で嫌なことがあると、私は「だから人生っておもしろいんじゃない!」と思うようにしています。(p198)
【私の評価】★★★☆☆(79点)
目次
第1章 メイク以前
第2章 実践から生まれた田中メソッド
第3章 人を美しくする仕事
第4章 生き方のスタイル
著者経歴
田中宥久子(たなか ゆくこ)・・・1946年福岡県生まれ。美容学校を経営する祖母の教えを受け、幼い頃から美粧の基礎を仕込まれながら育つ。ヘア&メイクアップアーティストとして、映画やテレビ、舞台、CMなどで幅広く活躍。第3回ゆうばり国際映画祭ビューティースピリット賞受賞。2003年9月より、「SUQQU」のクリエイターとして独自の理論をもとに研究開発した美容メソッドと商品を発表。現在、「SUQQU」は、全国25店舗(2006年春現在)に拡大し、10代~80代まで幅広い年齢層の支持を集めている。2006年度マリ・クレールボーテ大賞日本特別賞を受賞
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つい、一週間ほど前にこの本を図書館で借りて読みました。
そこに書いてあったマッサージを毎日しているのですが、
効果が出てきているような気がします。
この本を読んで感動したというよりは
毎日のマッサージをしていて、
本当なんだ~!と感動しています。