「自己プロデュース力」島田 紳助
2010/01/04公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★★★(92点)
■この本は島田 紳助が、吉本総合芸能学院(NSC)で
漫才師の卵に、芸能界で「成功」する方法を講義した
ものです。
DVD「紳竜の研究」に収録されていましたが、
本ではないので引用しにくいので、
紹介していませんでした。
■紳助さんが話してくれるのは、
正しい努力をしろ、ということです。
それは、自分を知り、
お客を知ってから、
先輩のネタを研究して
ネタを考えろ、ということです。
そして、絶対勝てるところで勝負する。
「敵を知り己を知れば百戦危うからず」
ですね。
・「X」は自分の能力。・・・「Y」は世の中の流れ。・・・
この、「X」と「Y」がわかった時、初めて悩めばいい。
「X」と「Y」がわからずにどんなに悩んだって、
それは無駄な努力です。(p30)
■そして、努力の大切さを
うまく説明してくれます。
結果は、才能×努力。
ただ、才能がない場合もある。
けれども、努力できる能力があれば、
必ずどこかで成功することができるのです。
■多分、普通の人が読んだら、
「へー、そこまで考えて「お笑い」やっているんだ、
とびっくりすると思います。
やはり一流のプロは違います。
非常にコンパクトな本ですが、
読み応え十分で、
本の評価としては★5としました。
紳助さん、良い本をありがとうございました。
─────────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・僕は自分が「オモロイ!」と思った漫才師の漫才を、
片っ端からカセット・テープに録音していきました・・・
今度は繰り返し再生して紙に書き出していく。
書き出すことで、なぜ「オモロイ!」のかが
段々とわかってきたのです。(p12)
・「父さん、昔NSCにおってん。才能なかったわ。
だけどな、俺、全力でやってん。」って
言えるぐらいのことをやらなくてはいけないんです。
そこまでやって、初めて次に進めるんです。
だから、最初に言った「5の努力」をして欲しいんです。(p102)
・今、いっぱいお金を持っている僕が、それでも、
百パーセント君らに勝ったとは思えない。
何が負けているのかと言ったら、それは、夢の数。
そして若さ。(p125)
▼引用は、この本からです。
ワニブックス
売り上げランキング: 151
暴力反対
自分のアピールの仕方を成功事例に基づき理解出来る
漫才にもマーケティング
島田紳助氏のマーケティング力にすぐれていることがわかります
【私の評価】★★★★★(92点)
■著者経歴・・・島田 紳助(しまだ しんすけ)
1956年生まれ。
読んでいただきありがとうございました!
いつも応援ありがとうございます。
人気ブログランキング
に投票する
メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 44,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 >>バックナンバー |
配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
お気に入りに追加|本のソムリエ公式サイト|一日一冊:今日の名言
コメントする