人生を変えるほど感動する本を紹介するサイトです
本ナビ > 書評一覧 >

「ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する」島田紳助

2007/07/09公開 更新
本のソムリエ
本のソムリエ メルマガ登録[PR]

ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する―絶対に失敗しないビジネス経営哲学 (幻冬舎新書)

【私の評価】★★★★★(94点)


●テレビでよく見かける島田 紳助さんが、
 飲食店ビジネスも手がけているのは
 初めて知りました。


 しかし、これが儲かっているという。


●島田 紳助さんがビジネスをやる理由は、
 自分の能力を確かめるためだそうです。


 漫才で十分な富は得ていますので、
 自分は有能であるということを証明したいのです。


 人間は、どこまでいっても
 自己重要感が欲しいのですね。


 ・芸能界とは違う世界でも成功して、
  たまたまや偶然じゃなかったことを
  自分に証明するために
  僕はビジネスをしているのだ。(p62)


●ビジネスで失敗したことがないと
 豪語するだけあって、
 マーケティングのコンサルタント顔負けの
 知識を持っていることが伺えます。


 やはり大切なのは、
 客の目線でお店を見るということでしょう。


 ・店の場合は、客として素直な目で
  お店を見ることが、アイデアの基本になる・・・
  ある店に、とんでもなく感じの
  悪いおばちゃんの店員がいる。
  あの人が一人いなくなるだけでも、
  店の売り上げが20パーセント
  増えるんじゃないかと僕は思っている。・・・
  経営者は気づいていない。(p84)


●また、ビジネスでは、
 オーナーとしてのアイディアも大切ですが、
 それを実行する経営者も必要となります。


 島田 紳助さんは、
 その点でも人を見る目があるようです。


 ・僕が失敗しないのは、
  自分で店を経営しないからだ・・・
  飽きることなく一所懸命にやれる人を探す・・・
  こっちが惚れ惚れするような人間と
  一緒にチームを作るのだ。(p92)


●ビジネスの話でありながら、
 人生の話になってしまう。


 島田 紳助さんも歳をとりましたね。
 島田 紳助さんの至玉の人生の談義を聞きたい経営者に
 お薦めします。★5つとしました。


─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・ビジネスで成功している人は、概ね変な人が多い。
  いや、これは悪い意味ではなくて、良い意味で、
  極めつきの変わり者が少なくない。(p23)


 ・入社試験の面接で
  「御社のために身を粉にして働きます」
  なんて言う人もいるらしいけれど、
  それは嘘だと思う。・・・
  正確には「御社のために身を粉にして働くのが、
  自分のためになると信じている」
  と言うべきだ。(p38)


 ・ベンツも買った。フェラーリも買った。
  山奥に借金までしてサッカー場のある家も建てた。・・・
  だけど、これまでの人生で
  何がいちばん嬉しかったか?
  と問われたら、やっぱり
  「16歳の誕生日に父親が買ってくれたバイク」
  と答える。(p152)


▼引用は、この本からです。
ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する―絶対に失敗しないビジネス経営哲学
島田 紳助
幻冬舎 (2007/05)
売り上げランキング: 22
おすすめ度の平均: 4.5
4 紳助流ビジネス論
5 感動しました
3 サイドビジネスのすすめ?

【私の評価】★★★★★(94点)



■著者経歴・・・島田 紳助(しまだ しんすけ)

 1956年生まれ。吉本興業所属。
 テレビのレギュラー番組に多数出演する一方で、
 喫茶店、寿司屋など複数の飲食店ビジネスを展開。


楽天ポイントを集めている方はこちら



読んでいただきありがとうございました!

この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓ 
人気ブログランキングに投票する
人気ブログランキングへblogrankings.png


メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」
42,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。
>>バックナンバー
もちろん登録は無料!!
        配信には『まぐまぐ』を使用しております。


お気に入りに追加
本のソムリエ公式サイト発行者の日記

<< 前の記事 | 次の記事 >>

この記事が気に入ったらいいね!

この記事が気に入ったらシェアをお願いします

この著者の本 , ,


コメント(1)

最近では、「ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する」島田 紳助を借りました。

紳助氏はお客さんのこころ模様をずばり表現している。
「なるほどそうだったんだ」とハット思うところが多々ありました。
(私も客商売なので)

コメントする


同じカテゴリーの書籍: