「哲学」島田 紳助、松本 人志
2007/08/31公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★☆☆(73点)
■お笑いで成功したお二人の、
お笑い人生を振り返っての対談集です。
自分の人生について語るだけなので、
まったく対談になっていないのですが、
それはどうでも良いでしょう。
■どこの業界でも同じかもしれませんが、
お二人ともマネからはじめたようです。
先輩の成功例を徹底的に分析し、
その良いところだけをマネるわけです。
・僕がパクっていたのは、洋七さんの"笑いのシステム"だったのだ・・・まずB&Bの漫才をテープに録って、それを全部紙に書き出す。それから、その漫才がなぜおもしろいのか・・・分析していく。(紳助)(p64)
■そうして先輩をマネているうちに、
自分独特のリズムが確立し、
ブレイクしてしまった。
そういうパターンのようです。
お笑い芸人といっても、一つの職業であり、
お二人はプロの仕事師であることを
再確認しました。
才能も必要だし、努力も必要である。
お笑いは仕事なのです。
■まじめにお笑いという仕事を極めたお二人の
人生観はビジネスマンにも参考となると思います。
★3つとしました。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・漫才の内容を端から書きとめて、さらに、良いと思う部分には青線を引き、悪いところには赤線を引いていく・・・単純に青線だけを集めたら、完璧な漫才ができるんじゃないかと考えたからだ。(紳助)(p76)
・僕は子供に、勉強しろといったことがない。邪魔はよくするけど。「もうええやんけ。そんなに勉強したって人生変わらへん。それより遊ぼうや」子供が勉強しているとそうやって邪魔ばかりするので、いつの間にかあいつらは、僕が東京にいって留守の間に一所懸命勉強するようになった。(紳助)(p164)
・(紳助)誰かにちょっと負けてるなあと思ったときは、だいぶ負けてる(p54)
▼引用は、この本からです。
【私の評価】★★★☆☆(73点)
■著者経歴・・・島田 紳助(しまだ しんすけ)
1956年生まれ。1977年に紳助竜介のコンビでデビュー。現在、「行列のできる法律相談所」などテレビレギュラー番組多数。
■著者経歴・・・松本 人志(まつもと ひとし)
1963年生まれ。1982年に浜田雅功とコンビを組み、ダウンタウンとしてデビュー。
読んでいただきありがとうございました!
この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングに投票する
メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 42,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 >>バックナンバー |
配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
お気に入りに追加|本のソムリエ公式サイト|発行者の日記
コメントする