「人生後半戦のポートフォリオ「時間貧乏」からの脱出」水木 楊
2009/05/09公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(74点)
要約と感想レビュー
自分の人生を見直して、再設計してみようという一冊です。人生というものは、時間とお金とモノのバランスで成り立っています。つまり、私たちは自分の時間を売って、お金を手に入れ、そのお金でモノを買っているのです。
お金ばかり手に入れても、自分の時間を楽しむことができなければ意味がありません。また、お金を使いすぎれば、お金がなくなってしまいます。このバランスが大切なのでしょう。
この本では、自分の人生を横軸にして、「収入・支出」および「時間」の未来年表をつくることを推奨しています。特に、夫婦で未来年表を見ながら話し合うことで、家はどうするのか、子どもの学費はどうするのか、老後はどうするのか、将来を計画することができるのです。
・収入・支出曲線と時間曲線の二つを眺めると、家庭には節目のあることが分かる。たとえば、第一の節目は第一子が小学校に入るときである。・・・第二の節目は、子供が大学を卒業したときに訪れる(p129)
日本人の平均寿命は80歳以上ですから、60歳で会社を辞めてから20年以上生きていかなくてはなりません。今から、人生後半戦への準備をしていくには最適の一冊だと思いました。本の評価としては、★3つとします。
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この本で私が共感した名言
・私たちは知らず知らずのうちに、カネ、モノ、自由な時間の三つのうちどれかを選びながら、毎日を生きている(p10)
・つまらない仕事を面白くするノウハウ・・・現在の仕事が将来の自分への投資になると考えること。また、できるだけ将来への投資につながる仕事を増やしていく(p191)
▼引用は、この本からです。
文藝春秋
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【私の評価】★★★☆☆(74点)
目次
第1章 タワーの法則
第2章 時間のバランスシート
第3章 時間戦略
終章 時間の主人公となる
著者経歴
水木 楊(みずき よう)・・・1937年生まれ。日本経済新聞社入社。ロンドン特派員、ワシントン支局長、外報部長、論説主管等を経て、作家活動に入る
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「収入と支出」と「時間」の未来年表
早速作ってみました。
私は今48歳。丑年の誕生日を迎えたらなんと、
還暦となることにびっくりとともに一種の恐怖を覚えました。
なにかに88歳まで生きた時の金額が出ていました。
確か4800万円とか。
ただし、いつまで健康で働けるかわかりませんので、未来年表に具体的な数字をいれています。
そうしたら、青くなりました。
年金は全く期待できない。
でも今からなら間に合うと信じ、努力していきます。
貴重な転機となる時間をありがとうございました。