「よし、かかってこい!」大野 勝彦

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よし、かかってこい!
【私の評価】★★★★☆(87点)


■45歳のときに、農作業中に
 機械で両手を切断してしまった大野さんの一冊です。


 両親、子どもの応急処置により、
 大野さんは一命をとりとめました。


 (私も読んでいて気分が悪くなり、
  通勤電車から降りてしまいました。
  本人のショックはいかほどでしょうか)


■大野さんは、両腕を失ったショックと、
 両腕の激痛に苦しみながら、
 腕に筆をくくりつけて、文字を書いてみました。


 書けました。


  ・両手先ありませんが、
   まだまだこれくらいのことでは
   負けません
   私にはしなければならないことが
   たくさんありますし、多くの人が
   私をまだまだ必要としているからです 勝彦(p50)


■両手のない腕で文字を書いているうちに、
 生きる希望が湧いてきました。


 文字を書き、感謝の手紙を書き、
 自然の写しさを絵に描いていったのです。


  ・一枚描きあがるたびに、
   バンザイをしたくなる気持ちになりました・・・
   お見舞いに来てくださった方へのお礼状書きも、
   あのときの仕事でした。
   数えてみるとのべ人数千四百人。(p103)


■大野さんは、45歳までまったく感謝という
 感情を持たずに生きていたそうです。


 それが、両手を失ったことで、
 感謝の心で生活できるようになったのです。


 自分の美術館をつくるという夢を持ち、
 それも実現しました。


 大野さんの写真は、素晴らしい笑顔なのです。


■人間というものは失ってみないと、
 その大切さがわからない動物なのでしょうか。


 いや、そうではない。
 自分の姿を見て、その大切な
 腕、足、目、そして自分の命に感謝してほしい。


 自分の命に感謝して、全力でその素晴らしい人生を
 全うしてほしいという大野さんの声が
 聞こえるようでした。


 本の評価としては、★4つとします。


─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


  ・わたしより あなたのほうがよっぽど
   かわいそうなのかもしれませんよ
   わたしの中には
   楽しい夢がいっぱい
   温かい心がいっぱい(p111)


  ・わたしたちは生きていく中で、
   たくさんの気づきをいただきながら、
   心身ともに成長していくものなのではないでしょうか。
   わたしの場合の信号は、少々荒治療でした。(p201)


  ・わたしは、わたしに勇気と元気をくれた子どもたちのためにも、
   声を大にして言いたいのです。
    もっと自分を好きになってください
    もっと自分を認めてあげてください。
    もっと自分に自信をもってください。(p206)


▼引用は、この本からです。

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4 人間の使命
5 日常の中のしあわせを感じるこころ
5 かかってこいって。

【私の評価】★★★★☆(87点)


■著者紹介・・・大野 勝彦(おおの かつひこ)

 1944年生まれ。高校卒業後、実家の農業を営む。
 1989年、トラクターに手を巻き込まれ両手切断。
 失意のどん底のなかで、腕に筆をくくりつけて詩を書き始める。
 1991年、初めて個展を開催。
 2006年までに3000回の講演会を行う。
 現在、熊本県に「風の丘 阿蘇 大野勝彦美術館」、
 大分県に「風の丘 美瑛 大野勝彦美術館」
 北海道に「風の丘 美瑛 大野勝彦美術館」がある。


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