「はい、わかりました。」大野 勝彦
2009/06/07公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★★★(93点)
■農作業中に両手を切断した
大野さんの詩画集です。
多くの人が詩画集を出していますが、
これほど心に突き刺さる詩画集はないでしょう。
■大野さんは、両手を切断するまで、
敷地に生える花に気づかなかったといいます。
目には見えていても、
その美しさに気づかなかったのです。
今は、その美しさを味わい、
花と話をしているそうです。
■また,大野さんは両手を切断するまで、
感謝の気持ちを持てなかったといいます。
多くの人から助けてもらっていたのに、
それに気づかなかったのです。
今は、常に感謝、感謝の気持ちをどう返すか、
それを考える毎日だそうです。
■人間は失ってはじめて、その価値を知るそうですが、
この本を読むだけで、その大切さが
少しだけわかるかもしれません。
大切なものを失う前に、読みたい一冊です。
本の評価としては★5つとしました。
─────────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・これはテクニックではないぞ。燃えている思いや情熱がいちばん大切だ。絵だって、文章だって、思ったらそのままいこう(p148)
・どんな花にも、与えられた役割があります。それは人間も同じだと思います。お役のない人などひとりもいません。そして、みんながみんな生まれたときに「しあわせになれよ」と名前をいただきます。(p136)
▼引用は、この本からです。
【私の評価】★★★★★(93点)
■著者経歴・・・大野 勝彦(おおの かつひこ)
1944年生まれ。高校卒業後、家業の農家を営む。89年トラクターを清掃中に手を巻き込まれ、両手を切断。詩を書き始める。二年後に個展を開催。2006年までに講演会3000回。
読んでいただきありがとうございました!
いつも応援ありがとうございます。
人気ブログランキング
に投票する
メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 35,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 >>バックナンバー |
配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
お気に入りに追加|本のソムリエ公式サイト|一日一冊:今日の名言
コメントする