「共感力」平野 秀典

【私の評価】★★☆☆☆（69点）

要約と感想レビュー

　クリナップという会社がありあす。システムキッチンやお風呂ユニットを売っている会社です。

　2000年以前、クリナップは非常に業績が悪かったのですが、オールステンレス、オールスライドドア、フロアコンテナ付きのキッチンシステムを発売し、業績を大きく伸ばしました。（私もその頃、家を建てたので覚えています・・）

　著者は、その当時、クリナップでその新商品をお客様に伝えるための、使用した実感を伝える営業話法を開発しました。平野感動トークです。いかに、このこだわり製品を使ったときの快感、感動を伝えるのか、社内で伝えていったわけです。

・観客に感じてもらいたい感情とは、唯一「感動」なのです。（ｐ21）

　商品も良かったのですが、平野さんの営業努力も売上に貢献したのでしょう。平野さんはとても素晴らしい実績を残した方なのですが、テーマを絞って説明していただくともっと感動したように思いました。

　本の評価としては、★２つとしました。

この本で私が共感した名言

・人は、モノではなく、人の想いに共感する（ｐ172）

・最初から大感動を狙うのではなく、顧客の期待や予想、常識や固定観念を、たった「１％」でいいから超えることに全力を尽くす（ｐ29）

・年間２００回のセミナー・・・"二人称で話す"・・・たった一人に向かって話しかけるように話す（ｐ81）

▼引用は、この本からです。

【私の評価】★★☆☆☆（69点）

著者経歴

　平野 秀典（ひらの　ひでのり）・・・ドラマティックステージ代表。大学卒業後、舞台役者１０年の経験から、演劇とマーケティングを融合させた「ドラマティックマーケティング」を開発。その結果、所属企業において驚異的な業績アップを果たす。独立後は、年間２００回を超える講演、企業指導を行っている。

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