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「おしゃれに。女」内館 牧子

2009/01/26公開 更新
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おしゃれに。女


【私の評価】★★★☆☆(73点)


要約と感想レビュー

 雑誌の対談集を書籍化したものです。やはり、一流の人には、かならず学ぶところがあります。私が、感心したのは二つ。


 一つ目は、シェフの三國さんのところです。一流レストランでは、だれでも緊張すると思いますが、三國さんは、「「わがまま」になってほしい」と言い切っています。それができないから、私たちは緊張するのですが、逆に言えば、わがままな客にも気持ちよく対応できるのが、本物の一流レストランなのでしょう。


・僕もほかの店に行くとそうだし、お客さまも四ツ谷のミクニでは、わがままをいってほしい。・・・「今日は、お肉はちょっとヘビーだから、野菜をメインに・・・(三國清三)(p31)


 そして二つ目は、2006年にがんで亡くなられたNHKアナウンサーの絵門ゆう子さん。絵門さんは、がんになってはじめて、自分が「人によく思われたい、評価されたい」と、いつも無理をして生きてきたことに気づいたといいます。私には、バリバリNHKアナウンサー時代よりも、ふっくらとして笑顔の美しい絵門さんが素敵に見えました。


 こうした、15人との対談から、なにかが得られる一冊だと思います。人との対話は素晴らしいなと思いました。本の評価としては、★3つとします。


この本で私が共感した名言

・いくつになっても大切なのは「笑顔」・・・「能面のような美人」より「喜怒哀楽を出すブス」が勝つ(内田ひろみ)(p15)


・私、男の人のスーツ姿で見るのは、カフスのところと靴なんですよ。(山本浩未)(p71)


・正しい姿勢というのは、「仙骨」を立てた姿勢なんです・・・「仙骨」って・・・背骨のいちばん下、ウェストとお尻の境目にある骨です。(デューク更家)(p99)


・人間の脳って、文字を音にする作業をとても喜ぶんです。「読み」「書き」は脳の血流をものすごく増やしますが、なかでも「音読」がいちばん(川島隆太)(p129)


・理屈ではなくて、どんな人にもその人独特の能力とか特徴があると思うんです。それを人のために活かすように考えて行動するということですよ。(飯田深雪)(p232)


▼引用は、この本からです。
おしゃれに。女
内館 牧子
潮出版社
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【私の評価】★★★☆☆(73点)


目次

第1章 エレガントにふるまう
(市田ひろみ;三國清三)
第2章 気品ある女の装い
(山本浩未;ドン小西;デューク更家)
第3章 いつまでも輝くための「秘策」
(安保徹;川島隆太;高須克弥)
第4章 家庭力を磨く
(河合隼雄;橋下徹;夏川りみ)
第5章 凛と生きる
(絵門ゆう子;飯田深雪;川瀬敏郎)



著者経歴

 内館 牧子(うちだて まきこ)・・・1948年生まれ。三菱重工業勤務を経て、脚本家に。NHK連続テレビ小説「ひらり」「私の青空」大河ドラマ「毛利元就」「義務と演技」「週末婚」など多数。


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