「製造業崩壊―苦悩する工場とワーキングプア」北見昌朗
2008/08/02公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(67点)
要約と感想レビュー
■日本はこれまで製造業で世界二位の
GNPを達成してきました。
これは資源を持たない島国としては
「奇蹟」といっても良いでしょう。
日本人は頑張ったのです。
しかし、今の若者は頑張っていません。
学校でも「ゆとり教育」などという
言葉が使われています。
頑張らなければ、世界二位の位置を
維持することは難しいでしょう。
■そうした製造現場の人材が変わってきているという
現実を知ることのできる一冊でした。
若い人を変えることはできませんので、
まず、自分がなんとかする。なにかを成し遂げる。
それしかないと思いました。
この本で私が共感した名言
・安易な転職→年収ダウン→未婚化(p2)
・入社3年以内に「高卒4割、大卒3割以上」が辞めている(p46)
・工場内は「外国人+高齢者+パート+派遣+請負」ばかり(p87)
・なぜ新卒主体の会社は、業績がいいのだろうか?
それは、業績がいいから新卒主体なのか?
あるいは新卒主体だから業績がいいのか?(p119)
・採用力=待遇の良さ×ホームページ×求人費用×企業イメージ×立地(p126)
・若者を育てるときは、大きな遠い目標を示しながら、同時にやればできる目標を示すことが必要だと思う。弊社ではスキルマップ表というものを作っている。(エイベックス)(p162)
▼引用は、この本からです。
東洋経済新報社
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【私の評価】★★☆☆☆(67点)
著者経歴
北見 昌朗(きたの まさお)・・・1959年生まれ。1999年独立して、北見式賃金研究所を設立。オーナー会社を対象にした賃金・人事コンサルタント戦国に学ぶ中小企業経営という視点で研究を続けている。著書多数。
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