「人は何のために「祈る」のか」村上 和雄 棚次 正和
2007/02/21公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(70点)
要約と感想レビュー
祈りには不思議な力があります。祈りには好ましい遺伝子をオンにし、好ましくない遺伝子をオフにする力があるのです。例えば、日本の天皇は「国平らかに、民安かれ」と祈っています。その効果はデータで示すことはできませんが、みなさんもそれを感じていると思います。
著者の提案は、一日の終わりに、その日にあった出来事で感謝できる材料がいくつあったか、10項目ほどノートに書き出してみることです。みなさん、一緒に祈りましょう。感謝しましょう。良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・万有引力を発見したニュートンは、 錬金術が好きな神秘家でした。アインシュタインも神秘に魅せられていた一人です(p102)
・アメリカ大統領ケネディとリンカーンの奇妙な暗号も有名です。共に暗殺で死んだこと、ケネディの秘書にリンカーン、リンカーンの秘書にケネディという人物がいたこと、大統領に就任したのがケネディ1960年、リンカーン1860年(p106)
祥伝社
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【私の評価】★★★☆☆(70点)
目次
プロローグ 祈るだけで遺伝子がオンになる
第1章 「祈りは良薬」になる、これだけの証拠
第2章 なぜ、人は祈り続けてきたのか
第3章 なぜ、人にとって祈りが不可欠なのか
第4章 自分のために祈るか、他人のために祈るか
第5章 どうすれば上手に祈れるようになるか
エピローグ 祈ることはいきいきと生きること
著者経歴
村上和雄(むらかみ かずお)・・・ 1936年生まれ。筑波大学名誉教授。63年、京都大学大学院農学研究科農芸化学専攻、博士課程修了。同年、米国オレゴン医科大学研究員。76年、米国バンダビルト大学医学部助教授。78年、筑波大学応用生物化学系教授となり、遺伝子の研究に取り組む。83年、高血圧の黒幕である酵素「レニン」の遺伝子の解読に成功、世界的な業績として注目を集める。96年、日本学士院賞受賞。
棚次正和(たなつぐ まさかず)・・・1949年香川県生まれ。1973年京都大学文学部哲学科卒業。1979年京都大学大学院文学研究科(宗教学専攻)博士課程修了。1992年筑波大学哲学・思想学系助教授(宗教学・比較思想学)。1995年シカゴ大学神学校、高等宗教研究所シニア・フェロー。1998年京都大学にて博士(文学)の学位取得。1998年筑波大学哲学・思想学系教授(宗教学・比較思想学)。現在、京都府立医科大学教授(人文・社会科学教室)。宗教学者として「祈り」の研究と実践に従事している
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