「思いをカタチに変えよ!―だれもが人生の主人公で生きるために」渡邉 美樹
2005/06/24公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(83点)
要約と感想レビュー
この本は、この言葉ではじまります・・・ひとつの質問をしたい。「あと一年で死ぬと決まったらどう生きるか」(p10)。私の答えは、「それでも本を読み、メルマガで紹介しているだろう」でした。では、「このままカザフスタンで仕事を続けるのか?」と問われれば、「それはわかりません。」でした。
この本は、ワタミフードサービス渡邉 美樹社長の社員への思いをまとめたようなものですが、私の伝えたいこととあまりに同じなので、★4つとしました。つまり、目標を持とう、それを自分の深層心理に叩き込もう、そして実現しようというものです。
・大きな目標ができたなら、それを言葉で、数字でつめていく。わからなければ本を読み、人に聞き、徹底的に不明確な部分がなくなるまでつめていく。・・・その目標達成のために不足するものすべてを書き出しなさい。・・・次に、その不足しているものを達成年月日までにすべて潰していくこをと目標にする。(p38)
ただ、社員に夢がないことを残念に思うというところがありますが、若い社員で夢がないということを非難はできないでしょう。私もそうでしたから。渡邉社長のように、夢を持つように強制する社長がいるということは社員にとって幸せなことです。夢を持つのは早ければ早いほうがいいからです。
この本で私が共感した名言
・日記を書くとか、マラソンをやるとか、「何か新しいもので長続きすれば自分の成長につながるもの」に挑戦してみよう。(p14)
・人間の良心に照らし合わせて、正しいことを決して疑うな。疑うということは自分を卑下することになる。否定することになる。心に良心という旗を掲げよ。その旗により、ものごとを判断せよ。(p41)
・「貧しいことは不便かもしれないけど、不幸ではない」(p197)
・ソクラテスの言葉にこんなものがある。「人が富を持ったことを自慢してもすぐに褒めてはならない。その富をどう使ったかを見極めるまで褒めてはならない」(p12)
【私の評価】★★★★☆(83点)
目次
第1章 「生きる」ということ
第2章 「働く」ということ
第3章 「人間」として大切なこと
第4章 だれが美しい地球を守るのか
著者経歴
渡邉 美樹(わたなべ みき)・・・1959年生まれ。小学5年生で父親が事業を清算したことから、将来社長になると決意。大学卒業後、会計システムの会社、運送会社で資金を貯める。84年渡美商事を設立。「つぼ八」の店を買い取り、飛躍的に売り上げを伸ばす。86年ワタミを設立。96年店頭公開。2000年東証一部上場。
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長すぎず読みやすい記事とても勉強になります!
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