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「竹田和平の強運学―日本一の投資家が明かす成功への7つの黄金則」田中勝博

2005/06/16公開 更新
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竹田和平の強運学―日本一の投資家が明かす成功への7つの黄金則


【私の評価】★★★★☆(84点)


要約と感想レビュー

世の中にはコツがあって、コツを会得した人であればその人は成功しますし、反対にコツがわからないと、その人は成功しないでしょう。成功しないだけでなく、破産してしまうかもしれません。コツを知ることが、いかに大切かということです。


竹田和平さんのお話を聞いていると、松下幸之助、邱永漢といった成功した先人の考え方と非常に似ていると感じました。コツを知っているのです。それは、感謝であり、衆知です。感謝の気持ちは、必ず自分に帰ってくるという。


・どんな些細なことでも、まずは相談してみる。ぶつかってみる。そこからが本当のスタートですよ。・・・年長者は、だてに長い人生を生きているわけではありません。(p42)


また、投資においては、無理をしない長期投資です。安くなれば買い、高くなれば保持する。値段が上がったから売る、下がったから買うということをしているうちは、儲けているのは手数料を受け取る証券会社だけです。


設備投資をするにしても、最悪を想定した万が一に備えた資金計画が肝要だという。だから、自分の家を建てたのは、余裕ができてからであり、それまでは工場の片隅に住んでいたというのです。


・ところで、何であれ、モノには適正価格があります。・・・投資しても充分にペイする水準まで値下がりしたら、そこで投資に乗り出せはいいのです。(p71)


竹田和平さんの座右の銘は、「天は、わくわく生きるものを助く」です。わくわくしていると、うまくいくということなのでしょう。竹田和平さんは、レベルの高い人と分かりましたので、今後関連図書を手配してみる予定です。


この本で私が共感した名言

・考える労だけは、惜しんじゃいけないんです。たとえ、結果的にコバンザメ商法であっても、先行商品とまったく同じものにはしないことです。少なくとも、どこかで、ひと工夫しないと。(p29)


・ヘンな倹約意識が、結局、お金の貯まらない一番の原因なんですよ。・・・たまには贅沢のひとつもしたいなら、目的に向けてガムシャラに頑張るときがあってしかるべきだと思います。(p81)


・経営者である以上、ときには社員を一喝することも必要になります。・・・おもに社内ルールの遵守のためですね。なぜなら、規律の乱れは、イコール経営の乱れにもつながることですから(p91)


・「人生で一番の失敗は?」と問われれば、答はひとつ。それは病気です。(p59)


▼引用は下記の書籍からです。
竹田和平の強運学―日本一の投資家が明かす成功への7つの黄金則
田中 勝博
東洋経済新報社
売り上げランキング: 51,935


【私の評価】★★★★☆(84点)


目次

第1章 つねにわくわくする気持ちを忘れるなかれ
第2章 逆境こそ好機だと見なすべし
第3章 いつまでも上昇志向を持ち続けるべし
第4章 己を見きわめ他人に投資すべし
第5章 目先の利益ばかり追うなかれ
第6章 年に百万回「ありがとう」と感謝すべし
第7章 だから私はうまくいく



著者経歴

竹田 和平(たけだ わへい)・・・日本一の個人投資家1933年生まれ。名古屋で竹田製菓を創業し、「たまごボーロ」などヒット商品を開発販売。現在は上場企業100社の個人大株主である。


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コメント(1)

「他人への感謝は必ず自分に返ってくる」というくだりがあります。本の中に何回も出てくる「旦那」「花咲爺」が本当に助けを必要とするひとに、救いの手を差し伸べることが出来たら助けた本人だって幸せ。だから「喜んでくれて、ありがとう」。これを繰り返すことで「本当に幸せな世の中になっていく」、年に「100万回、『ありがとう』と言うことを楽しんでいます」・・・やはりというか、さすがとういうか普通の人ではないという気がしました。

それに引き替えというわけではないですが、「己に焦点を合わせる人は、むしろ思いやりがないんじゃないかと感じます」(P22)というのはドキッとしました。

ありがとうという言葉をもっと日常で使うようにしたいと思います。

良い本をどうもありがとうございました。

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